1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:27:46.229 ID:yqy7Xn830.net
城の兵士「俺はただの牢屋番の兵士ですよ、勇者じゃないです」
王様「うん、でも勇者はいないの」
王様「今閉じ込める罪人もいないしお前暇でしょ?だから魔王倒してきて」
城の兵士「そ、そんな……なにか支度金とかはあるんでしょうね?」
王様「>>5あげる」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:28:59.749 ID:SCXONe/R0.net
ハイチュウ
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:31:11.420 ID:yqy7Xn830.net
王様「ハイチュウあげるからいいでしょ」ポイ
兵士「ハイチュウでどうやって倒すんすか!」
王様「何を!ハイチュウだぞ!!」
兵士「ただのお菓子だろうが!」
王様「いちご味だぞ!」
兵士「知るか!」
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:32:53.189 ID:yqy7Xn830.net
王様「ハイチュウあげたのに行かない?命令違反でお前を処罰するぞ」
兵士「い、行きます行きます行かせてもらいます!」
城の離れの平原
兵士「とは言えハイチュウじゃどうしようもないぞ……」
>>14「よお、そのハイチュウくれよ!」
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:33:36.201 ID:OF4z/zW/0.net
孫悟空
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:35:54.432 ID:yqy7Xn830.net
孫悟空「オッス、オラ孫悟空!ハイチュウくれよ!」
兵士「とても強そうな武人だ、ハイチュウをあげれば仲間になってくれるか?」
孫悟空「オラ嘘はつかねえ!そのハイチュウをくれたら仲間になってやっぞ!」
兵士「>>21」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:36:27.856 ID:2rQbym770.net
やるわ
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:41:21.695 ID:yqy7Xn830.net
兵士「やるわ」ポイ
孫悟空「へへ、ありがてえ!」
兵士「これで仲間になってくれるんだろ?」
孫悟空「オラそんなこと言ったか?」
兵士「お前がハイチュウよこせば仲間になるっていったんだろ!」
孫悟空「オラ仲間になるなんて言ってねえぞ」
兵士「言っただろ!」
孫悟空「おめぇしつけーぞ」バシュン
兵士「ぐわっ」
孫悟空「へへへ、効いたろ。これは気ってんだ。それじゃ残りのハイチュウも貰ってくぜ、あばよ~」バビュン
30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:44:06.495 ID:yqy7Xn830.net
兵士「ハイチュウを盗られた上にボロボロだ……もうだめだ」バタッ
???「大変、誰か倒れてる!」
__???__
兵士「ここは……」
???「ああ、気がつかれたのですね!よかった……」
兵士「君は……」
???「私は>>33です」
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:44:39.842 ID:XEVYYSIF0.net
魔王の腹心
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:46:27.243 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「私は魔王の腹心です」
兵士「っっな!!!」ガタッ
魔王の腹心「ああいけません!まだ気でやられた傷が癒えてません!」
兵士「魔王の腹心がなぜ人間を救う!?」
魔王の腹心「それは>>41」
41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:47:14.757 ID:hpZKynXiM.net
魔王は人間の味方だからです
44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:50:42.868 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「魔王様は人間の味方だからです」
兵士「魔王が人間の?ふざけるな、与太話も大概にしろ」
魔王の腹心「魔王様は魔物も人間も全てが良い未来に向かうべく導いてくださっているのです」
兵士「はっ、魔物に殺された人間も多いのにか?」
魔王の腹心「いくら魔王様といえど辺地の魔物全てに手が回るわけではありません」
47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:53:04.215 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「それにあなた方人間も魔物に手を出しているでしょう?」
兵士「くっ……だがどうして俺を助けた」
魔王の腹心「あなたを騙した人間、あれは孫悟空なる人間ではありません」
兵士「何!?人間にしてはやけにおかしな技を使うと思ったが……」
魔王の腹心「あれは>>49という名のモンスターです」
49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 01:53:26.964 ID:3ZSU0vTq0.net
スライム
58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:00:16.264 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「あれはスライムというモンスターです」
兵士「スライム?弱そうな名前だな」
魔王の腹心「いえ、あれこそ最大最凶の魔物。【変化の宣告】(メタモルアンカー)というスキルを持ち姿と能力を自在に変えるのです」
兵士「どうして魔王はそんな恐ろしい魔物を放置してたんだ」
魔王の腹心「……あのスライムは今は亡き先代魔王様の時代に生まれ、先代魔王様はスライムを完全に消し去りました」
兵士「でもあいつは生きてるだろ?だから俺が怪我したんだ」
66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:04:21.308 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「消し去った筈でした……ですが奴はスライム、分体を隠していて復活したのです」
兵士「ふーん……それで今の魔王はなんで自らあいつを潰さない?」
魔王の腹心「現魔王様はさほど強くないのです……」
兵士「そんなんがよく魔王やれたな……」
魔王の腹心「まあ、現魔王様は>>70という能力も持っていますから」
70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:05:45.333 ID:3ZSU0vTq0.net
二重飛び
79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:21:52.621 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「二重飛びという能力を持っています」
兵士「二重飛び?縄跳びが特技なのか?」
魔王の腹心「いえ、この世界とよく似た平行世界を更に飛び越えその平行世界から派生する全ての世界へ意識のみを飛ばし予見ができるのです」
兵士「言っている意味がよくわからないぞ……」
魔王の腹心「そうですね、例えばあなたがメルバードのメリー種の卵を持っています。
しかしもうひとつの世界ではあなたはメルバードのオール種の卵を持っていました。
メリー種もオール種も卵自体はよほどの愛好家でない限り違いはわからないぐらい似ています。
しかし煮たり焼いたりした時の違いは多少あります。
魔王様の能力はそのオール種の卵を持ったあなたが次に煮たり、焼いたり、そのまま割ったりといったあり得る未来全てを予見できる能力なのです。
しかしメリー種の卵を持った本来のあなたの未来は見ることができないので、あくまで可能性の一つですね。
また、オール種の卵を持ったあなたの世界に少しだけ干渉できるようです。
かなりの力を使うので使うことは殆どないそうですが……。」
兵士「長いしよくわからん!」
84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:24:43.504 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「とにかく、魔王様は武力こそありませんがそれだけすごいお方なのです」
兵士「一介の兵士、それも魔王討伐を任された俺にそんなこといっていいのか?」
魔王の腹心「大丈夫です、この事を他の人間に話したら発動する呪いかけましたから♪」
兵士「いつの間に!?話したらどんな呪いがかかるんだ!」
魔王の腹心「>>86」
86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:25:23.128 ID:96vt3n3/0.net
くしゃみがでそうで出ない
91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:28:39.359 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「一生くしゃみが出そうで出なくなる状態が続く呪いです」
兵士「地味につらっ!」
魔王の腹心「ということであなたには私とともに行動してもらいます」
兵士「王様には半ば捨てられたようなもんだしいいか……しかしなんで俺なんだ?」
魔王の腹心「>>94」
94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:30:58.717 ID:un02y9/v0.net
好きだから
97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:34:30.971 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「好きだからです」
兵士「は?」
魔王の腹心「あなたのことが好きになったからです。これでもまだわかりませんか?」
兵士「いやいやいや、おかしいだろ!魔物のあんたが人間を好きになるなんて!」
魔王の腹心「おかしいですか?サキュバスである私の一族は人間の男と添い遂げることも少なくないですが」
兵士「そういう問題じゃねえ!!」
101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:40:45.829 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「それにこれでも魔王様の腹心、人間の奥に潜む心を読み取るぐらいできます」
兵士「俺の心を!?」
魔王の腹心「あなたは魔物に対して特に嫌悪感を抱いていない。それどころか魔物と人が争うことに疑問を抱いているのでは?」
兵士「……!?」
魔王の腹心「そういう人こそ魔王様の求める魔と聖の架け橋、調整役になるに相応しい人材です」
兵士「架け橋?それがお前らの狙いなのか!?」
魔王の腹心「それにあなたの性格も私の好みだったってのもありますし……」
兵士「ま、魔物に好かれてもうれしくねえぞ!」
魔王の腹心「あら、あなたの心を見る限り私はあなたの好みに当てはまってると思うのですが……●●で金髪の美j」
兵士「やめろおおお!!俺の心を勝手に読むなあああ!!」
102: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:43:33.633 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「まあ、本気7割の冗談はこの辺にして本題に入りましょうか」
兵士「殆ど本気じゃねえか……」
魔王の腹心「現在魔王様は能力を使ってしまったため動くことができません、そこで私達でスライムを倒す必要があります」
兵士「スライム倒すったってどうすりゃいいんだ?」
魔王の腹心「>>107」
104: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:44:27.344 ID:xgzTldGAd.net
おもくそ本気でぶん殴ってやってください
109: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:48:26.491 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「おもくそ本気でぶん殴ってください」
兵士「ぶん殴……ええ!?」
魔王の腹心「そうすればスライムを倒すことぐらい容易いですよ。変身されなければ所詮は雑魚です」
兵士「そう都合よくいくものか……」
魔王の腹心「スライムの場所をキャッチしました、倒しに行きますか?」
兵士「>>112」
112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:50:18.341 ID:472d45110.net
行かない
113: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 02:55:16.558 ID:Xcd2lShDa.net
兵士「どう考えても勝てわけないだろ!俺は行かないぞ!」
魔王の腹心「人間はやけに慎重ですね~、スライムなんか一気に倒してさっさと私と●●●●して結婚しましょうよ」
兵士「お前らが大雑把すぎんだよ!然り気無く変なこといってんじゃねえ淫魔が!」
魔王の腹心「もしかして●●?」
兵士「●●じゃねえ!いきなり変なこと言う魔物の話になんか付き合ってられるか!」
114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:01:20.758 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「とにかくあなたは安心できるだけの力をつけたいんですね?」
兵士「ああ、それで十分力をつけたらスライムを倒しにいく」
魔王の腹心「ならギルドに登録しにいったらどうです?」
兵士「冒険者ギルドか……しかし王様に派遣されてるとは言え俺は一国の兵士、登録はできないぞ」
魔王の腹心「それなら平気、あの王様あなたが魔王様討伐にいったのを勝手に職務怠慢ってことで解雇してますから」
兵士「ま、まさか来月給付するってこぎつけた数年間の未払いの残業代も……」
魔王の腹心「当然なかったことになってますね。あなたの落ち度での解雇ですし」
兵士「あ、あのクソジジイイイイイイ」
115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:02:54.886 ID:yqy7Xn830.net
魔王の腹心「まあ、おかげで冒険者登録できるのでよかったじゃないですか」
兵士「よくねえよ……」
冒険者の街
魔王の腹心「ここが冒険者の街ですね、さあギルドへ向かいましょう」
兵士「……ハァ」
魔王の腹心「いつまで落ち込んでるんですか、おや……あれは?」
>>118
118: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:03:49.043 ID:xgzTldGAd.net
順番待ちのスライム
120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:09:16.854 ID:Xcd2lShDa.net
冒険者ギルド前
スライム「はぁ~おっせーぞ!早く登録させろ!」
冒険者「おいおい姉ちゃん少しは我慢できねぇのか」
スライム「遅いもんは遅い!」
兵士「なあ、あの帽子深めに被ってる小さい女……肌が少し透けてないか?」
魔王の腹心「気付きましたか、あれは十中八九スライムですね。奴めこんなところで何を……」
スライム「ゲェ!?アホ兵士に糞淫魔!めんどくせぇことになった!!」ダッ
魔王の腹心「逃がしません!」ダッ
兵士「あ、待てよ!」ダッ
冒険者「な、なんなんだ……?」
122: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:13:28.047 ID:yqy7Xn830.net
冒険者の街 路地裏
スライム「クッ!行き止まりか!!」
魔王の腹心「もう逃がしませんよ……ここであなたを消しさります」
魔王の腹心「【終焉-氷結フレア】」シュウウウ……
兵士「街の中でそんな大技を使う気か!?」
魔王の腹心「既に結界は張ってあるので大丈夫です。さあ、食らいなさい」
スライム「や、やめろおおお!!」
123: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:15:08.645 ID:yqy7Xn830.net
巨大な炎と氷の竜巻がスライムを襲う!
スライム「この状況を打開する姿来てくれ!!【変化の宣告】!」
>>126
128: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:23:11.473 ID:yqy7Xn830.net
●●のょぅι゛ょ(スライム)「ふぇぇ」
●●のょぅι゛ょ(スライム)「ってこんな姿じゃ意味ねえええ!!!ぎゃあああああ!!!!」
……
兵士「倒したか」
魔王の腹心「いえ、世界から気配が消えてません。やはり分体を残している……いえ、今のは分体だったようです」
兵士「分体が沢山いるとキリがないな……」
兵士「しかしお前のその技はなんだ?終焉魔法の、それも炎と氷の合わせ技なんて見たことないぞ」
魔王の腹心「……単に先祖に炎の使い手と氷の使い手がいただけですよ」
魔王の腹心「それよりも奴がこれだけ分体を各地に散らせていたのは予想外でした」
130: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:25:45.684 ID:yqy7Xn830.net
スライム「その通り!俺はこの街に3体文体を放っていた!あと2体いるんだぜ!!」
魔王の腹心「しつこいですね……【終焉-氷結フレア】」
スライム「おっと、その技はもう見切ったぜ!【変化の宣告】!」
>>134
134: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:28:05.856 ID:iWSkCLW10.net
豆腐
135: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:31:00.870 ID:yqy7Xn830.net
豆腐(スライム)「どうだ、伝説のダンジョンにいたという伝承の魔物だ!」
兵士「ただの豆腐じゃないか……」
魔王の腹心「しまった……!」
氷と炎の竜巻が豆腐(スライム)を包み湯冷奴へと変貌を遂げた!
湯冷奴(スライム)「ふふふ……やった……やったぞ!!伝説の魔物すらなりえなかった究極の姿に俺はなったのだ!!!」
137: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:35:01.763 ID:yqy7Xn830.net
兵士「なんだ!?豆腐の癖にやけに禍々しくなったぞ!」
湯冷奴「魔力がみなぎる……これが伝説の冷奴に湯豆腐の力を加えた姿……今ならば魔王の魔法すら使える!!」
湯冷奴「さあ死ね!【深淵-極闇魔法】!!」
壮絶な闇が魔王の腹心と兵士を襲う!
兵士「ぐっ……は……!」
魔王の腹心「く……」
138: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:37:45.249 ID:yqy7Xn830.net
湯冷奴「トウフハハハハハ!!」
湯冷奴「この魔王の深淵闇魔法にはいくら上級悪魔のお前でも耐えられまい!!」
魔王の腹心「……ね……」
湯冷奴「まだ生きているのか?さっさと死ぬがいい!!【深淵-極闇魔法】!!!」
139: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:44:08.645 ID:yqy7Xn830.net
湯冷奴の放った闇魔法がかきけされた!
魔王の腹心「愚かね……まさかこのワタシが一番得意の闇魔法を食らって死ぬとでも思ったのかしら」
スライム「な……!?こいつ俺の本体を掴んで……いや、この大陸ごと闇で覆った!?」
魔王の腹心「あーあ……抑えきれないかも……魔王様、兵士、ごめんなさい」
魔王の腹心「さてスライム、セ イ ゼ イ タ ノ シ マ セ テ ネ ?」
スライム「ひ、ひいいいいい!!」
140: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:51:20.577 ID:yqy7Xn830.net
中央大陸 船乗りの見張り小屋
兵士「……うう」
船乗り「おお、兄ちゃん気付いたか!」
兵士「ここは……」
船乗り「ここは船乗りの見張り小屋さ。兄ちゃんその身なりってことは始まりの大陸の生き残りだろ?よく生きてたな」
兵士「どういうことだ!?」
船乗り「どういうことも何も……始まりの大陸はある時急に死の大陸へと変わっちまったんだ」
船乗り「瘴気が強すぎて誰も入れないんだ、殆ど死んでるとは思うが人が生きてるかすらわからねえ」
船乗り「……生きていてもまともな状態ではないだろうしな」
142: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:55:42.008 ID:yqy7Xn830.net
こうして始まりの大陸は死の大陸へと変わった。
この事件は一向に姿を見せない魔王の仕業とも大規模な天災とも言われたが原因が解明されることはなかった。
そしてこの一連の事件は始まりの大災厄と呼ばれるようになる。
そう、その名の通り世界を襲う一連の災厄の序章に過ぎなかったのだ……。
144: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/10/03(火) 03:56:25.165 ID:yqy7Xn830.net
はっぴぃえんど☆
http://viper.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1506961666/