【看板娘SS】男「2045年?嘘だろ……?」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 09:41:05.92 ID:SKENrNbS0.net
男「俺は未来に来ちまったのか……?」ガクン

子供「ままーあの人面白いよー」

親「こらっ、見ちゃいけません!」

男「……………」

男「家に行ってみるか…」

男「街並みが全然違う、30年でこうも変わるものなのか」

男「お、この喫茶店はまだあるんだな」ピタ

男「なんかこう…グッとくるものが 女「あだっ…」ドン

男「うおっ!?」

女「す、すいません…考え事してて」

男「いや、俺もボーッと突っ立っててごめん」

女「……………」ジー

男「?」

女「…………」ペコリ テクテク

男「30年で服装はあんま変わらないんだな」

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 09:42:58.35 ID:SKENrNbS0.net
女「…………」テクテク

男「…………」テクテク

女「…………」チラ

男(早くどっか曲がってくれねーかな…気まずい…)

女「…………」テクテク

男「…………」テクテク

女「…………」ピタ

男「え………」ピタ

女「あの、私に何か用ですか…?」

男「君に用じゃなくて、そこの家に用があるんだけど……」

女「私の家なんだけど」

男「え?」

女「もしかして追っかけとかそういう感じ?」

男「いや、ちょっと待って、君は誰?」

女「………あんた大丈夫?」

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 09:47:18.24 ID:SKENrNbS0.net
男「見た目は変わっちゃってるけど確かに俺の家のはずなんだ…まさか…売却とか…」ブツブツ

女「とにかく、家まで押しかけてくるのはちょっと遠慮して欲しいかな」

男「そうだ…ここってさ、誰が住んでたかわかる?」

女「…………なんで」ジトー

男「俺の知り合いが昔住んでた場所なんだ」

女「お母さんの知り合い……ってことかなお父さんはありえないし……」

男「お父さんの名前聞いてもいいかな」

女「なんで……」ジトー

男「俺のクソ親父の可能性があるから」

女「腹違いの子って事……?父は男って名前だけれど……」

男「え?」

女「男っていう名前」

男「俺?」

女「………あんた本当に大丈夫?」

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 09:54:47.29 ID:SKENrNbS0.net
男「写真とかある?」

女「…………」ズイ

男「…………」ドキ

女「…………」ジー

男「ち、ちか…い」ドキドキ

女「あんたさ…やっぱ親戚だよね」

男「え?」

女「パパにそっくりだから…」

男「その……俺がパパなんだけど……」

女「?」

男「俺の名前、男っていうんだ、生年月日は平成6年6月6日だ」

女「平成……?ちょっと待って……あんた何歳なの……?」

男「はたちっ!」

女「………バカにしてる?」

男「してないしてない!」

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 10:02:26.08 ID:SKENrNbS0.net
女「………写真持ってきた」

男「写真?俺…君のお父さん今いないの?」

女「私が小さい時に死んじゃってるから……」

男「は?」

女「19年前かな、病気で」

男「え……嘘だろ……?」

女「あー、やっぱりそっくりだね、髪の跳ねてるとこまで一緒。あはは…あれ?」

男「…………」ガタガタ

女「だ、大丈夫?とりあえず家あがってよ」

男「あ……あぁ……」

女「顔真っ青だよ……ほら、肩」

男「……………」ヨタヨタ

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 10:14:42.11 ID:SKENrNbS0.net
男「……内装も全然違う」ズズズ

女「落ち着いた?」

男「あぁ…にしても俺死ぬんだな」

女「?」

男「君、名前は?」

女「女だよ」

男「女ちゃんか…いい名前だ、俺がつけたのかな、奥さんかな…」

女「……なんかあんた変わってるね」

男「奥さん!?そういえば俺結婚すんの!?」

女「うわ!びっくりした……」

男「君のお母さんの写真ある?」

女「あるけど」ピラ

男「え……この人……」

女「?」

男「あの喫茶店の看板娘じゃねーか……」

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 10:21:34.67 ID:SKENrNbS0.net
男「俺すげーな……」

女「ねぇ……さっきから思ってたんだけどさ」

男「ん?」

女「あんたもしかしてパパ?」

男「ん?」

女「いやっなんでもない…そんなわけないよね……」モジモジ

男「多分それであってるよ」

女「…………本当に?」ドキドキ

男「君のお父さんしか知らない事きいてみ」

女「え?えぇと…んーと……あっ!ママに言ったプロポーズの言葉は?」

男「ごめん、俺まだ結婚してないんだ」

女「え?あっ…そうなの…」

男「もっとなんかない?」

女「んー……私もパパの事あんまり知らないからなぁ……」

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 10:28:28.27 ID:SKENrNbS0.net
男「生年月日は言ったし……」

女「そうだ、パソコンで簡単なDNA鑑定できるじゃん!」

男「え?」

女「髪の毛もらうね」ピッ

男「………近未来だな」

女「ポチッとな」

男「…………」

女「んー………」カチカチ

女「わ、パパのDNAと100%一致してるっぽいよ」

男「便利だな~」

女「つまり……」クルッ

男「ん?」

女「あんた…パパ……なんだよね?」ギュ

男「えっ!?」ドキッ

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 10:37:22.18 ID:SKENrNbS0.net
女「私…寂しかったんだよ?ママも死んじゃって……ひとりぼっちで……」ボロボロ

男「あ……えっと……」

女「こんな大きな家でひとりぼっちで…」グスン

男「あー!よしよし、泣くな泣くな」ナデナデ

女「…………パパ」ギュ

男(女ちゃんいい匂いだな……)ナデナデ

女「えへへ……パパだ…」ギュー

男「女ちゃん……胸当たってる胸」

女「……パパ、娘をそんな目で見てるの」ジトー

男「いや、今は君と同い年くらいだからね?」

女「ぁ……」カァァ

男「こほん……落ち着いた?」

女「全然落ち着いてない……」ドキドキ

男「えぇ……」

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 10:45:42.62 ID:SKENrNbS0.net
女「ところで、パパはいつ帰るの?」

男「……………」

女「パパ……?」

男「それが、掲示板を見ていたら突然2045年になってたんだ」

女「つまり…」

男「戻り方がわからないんだよ」

女「それって戻れないとどうなるの?」

男「多分…君が消える」

女「うそ……」

男「だって俺まだ結婚すらしてないんだよ?」

女「……タイムパラドックスというやつ?」

男「多分……」

女「うわ、大変だ…今を楽しまなきゃ」ギュッ

男「えっ!?」

女「いつ私が消えてもいいように…ね?」スリスリ

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 10:52:30.93 ID:SKENrNbS0.net
男「女の子は強いな……」

女「パパ、デートしよ!デート!」

男「えっ」

女「パパは未来にきたばっかなの?」

男「うん」

女「ふふ、じゃあ私が案内してあげるよ」

男「まぁ……焦っても仕方ないか」

女「どこいこっかなー♪」ルンルン

男「腹減った……」

女「ん、じゃーまずはご飯食べにいこっか」

男「未来の飯か…ドキドキするな」

女「多分何も変わってないと思うけど……」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 10:58:52.85 ID:SKENrNbS0.net
女「ここのピザ美味しいんだよ」

男「こんな近所にイタリアンができるとは……」

女「サラダとピザと……」

男「あとはスパゲティーにしよっかな」

女「スパゲティ……?」

男「スパゲティー、これ」

女「あー!パスタのことかぁ」

男「え……」

女「昔はスパゲティーって言うんだよね、クイズでやってたよ」

男「……………」

女「あ、あれ?パパ?」

男「ん」

女「?」

男「ちょっと値段高いね」

女「殆どが税だけどね」

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 11:05:09.89 ID:SKENrNbS0.net
男「税……げっ」

女「20%、やっぱり驚く?」

男「俺の時代は8%だぞ……」

女「国民皆保険制度が崩壊しかけちゃってね……」

男「まぁ…予想はできた」

女「今でも厳しいみたい」

男「………あっ」

女「?」

男「俺、一応財布持ってるけど紙幣って……」

女「変わったよ、年号と一緒にね」

男「………!」

女「すみませーん、注文お願いします」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 11:12:21.36 ID:SKENrNbS0.net
女「わー旧5000円札だ、高く売れるかもよ」

男「そうなのか……」

女「ん、これは…」

男「マッグのクーポンだよ」

女「マッグ?」

男「え…」

女「マッグってお店があったんだね」

男「マッグ無いの!?」

女「ちょ…パパ、声大きいよ」

男「あ、あぁ……ごめん」

女「マッグ…マッグ…あぁ、私が生まれた年くらいに日本から撤退してるんだ」ポチポチ

男「歯のせいか……」

女「歯?」

男「ポテトに歯が混入してたんだよ」

女「あはは、なにそれ、世紀末じゃないんだから」

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 11:19:28.41 ID:SKENrNbS0.net
男「女ちゃん…ごちそうさまっす」

女「流石に旧紙幣じゃ割り勘ともいかないからねー」

女「さて、次は服だね、日用品も買わなきゃ……」

男「え?」

女「もー…パパ、いつ戻れるかわからないんだから……」

男「あ、そっか」

女「えへへ、パパ手」

男「ん………」スッ

女「夢みたいだなー……」ギュ

男「こ、恋人繋ぎですか」

女「デートだもん、しょうがないよ!」

男「はずいな……これ」

女「しっかりしてよね」ニギニギ

男「ぐっ……」カァァ

29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 11:25:12.79 ID:SKENrNbS0.net
男「女ちゃんは、恋人いないの?」

女「私声優だからねー、恋人作れないというか……」

男「だからちょっと変装してるのか……」

女「変だよね……」

男「いや、可愛いよ。というかいつの時代も声優はそういう扱いなんだな……」

女「さらっと言うんだね……」ドキドキ

男「え?」

女「パパ、これ着てみて」

男「ん、あぁ」

女「………♪」

男「………」ハッ

男「なんかヒモ男みたいになってる気が……」

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 12:14:32.59 ID:SKENrNbS0.net
女「かんぱーい」

男「乾杯」

女「ふふ、娘と飲むお酒はいかがかな?」

男「実感が湧かないけど、多分幸せ」

女「幸せ……だよね、えへへ」ゴクゴク

男「そんなに一気に飲んで大丈夫?」

女「大丈夫大丈夫!」フラ

男「あーもう、いわんこっちゃない」サッ

女「本物のパパだ……んー」スリスリ

男「非常に複雑だよなぁ……」

女「んー?なんで?」

男「一応俺ら若い男女なわけで…」

女「わけで……?」

男「………なんでもない」

女「なんでもないかー……」ウトウト

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 12:20:45.75 ID:SKENrNbS0.net
男「ま……俺は意識してないぞ、俺は」

女「………Zzz」スヤスヤ

男「あれ」

女「ぱぱ………Zzz」

男「お酒に弱すぎだろ……」

男「よっと……この家も変わっちゃったな……」

男「俺の部屋は確か…こっちで…」

男「ん?こっから屋根の上にいけるのか、すげー」ガチャ

少女「………………」

男「え」

少女「うわ、びっくりした」

男「それはこっちのセリフだ」

少女「ちょっとここ風が強いからそっち行っていい?」

男「え?わっ、危ないって!」

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 12:28:14.06 ID:SKENrNbS0.net
少女「着地成功」ポフン

男「いてて……なんてことすんだよ」

少女「キミ、ボクが見えるんだね」

男「人の家でなにやってんだお前は」コツン

少女「いだっ……」

男「もう外暗いし、おうちはどこだ、送ってやる」

少女「さっきから馴れ馴れしいねキミ、ボク死神なんだけど」シャキン

男「うおっ!?どっから鎌出した鎌!!」

少女「………だから死神」

男「死神……?お前が?」ペチペチ

少女「いたいいたい、人間の癖になんなんだ……」

男「死神の癖に痛覚あるんか……」

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 12:35:28.03 ID:SKENrNbS0.net
男「そういえば俺この時代では死んでるんだっけ?やっぱ死神とか来るのか……」

少女「知らないよそんなこと……というかみたところキミの寿命まだまだあるじゃないか」

男「は?」

少女「ボクはあの子に用があるんだけど」

女「…………Zzz」スースー

男「女ちゃんに……?なんで……?」

少女「なんでって、もうすぐ死ぬからだよ、それ以外に何かある?」

男「死ぬ……?なんで!?」

少女「知らないよ……寿命がもう無いんだもん」

男「いつ死ぬんだよ!!」

少女「あと数日かな、その時まで僕は彼女のそばにいなきゃダメなんだ」

男「………嘘だろ」

少女「それよりキミ何?陰陽師か何か?」

66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 12:43:48.55 ID:SKENrNbS0.net
男「俺は……過去から来たんだ」

少女「ふぅん」

男「それで……彼女は俺の娘なんだ」

少女「それは辛いね」

男「なんとかならないのか?」

少女「なんともならないね」

男「お前を殺したら彼女は助かる?」グッ

少女「あがっ…!?」

男「どうなんだ」ギロ

少女「やめ……ろ…彼女の魂がこの世に漂うだけだ……」

男「…………そうか」

少女「けほっけほっ…もう、ひどいことするなぁ……あれ?」

男「?」

少女「キミ、なんで寿命が減らないの?」

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 12:52:25.88 ID:SKENrNbS0.net
男「どういうことだ?」

少女「普通秒単位で寿命は減っていくでしょ?習わなかったの?」

男「どこで習うんだよ」

少女「あ……ごめん、ボク他の死神以外と話したことなくて……」

男「なぁ、俺の寿命を彼女にあげることはできないか?」

少女「普通はできない……けど」

男「けど?」

少女「キミの寿命は止まってるんだよね」

男「それは知らん」

少女「動いている寿命には触れられないけど……君になら……」スッ

男「………」ドキドキ

少女「触れられる」ピト

男「どこ触ってんだ」デシ

少女「いだっ…!なんで!?」

71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:01:15.55 ID:SKENrNbS0.net
少女「だってここは生命の源を……」

男「うるさい、変態」

少女「変態じゃない!」

男「じゃあお前おんなじことするぞ?」

少女「ごめんなさい」

男「ほらみろ」

少女「でも、寿命を移したいんじゃないの?」

男「なに?そういうことするの?」

少女「ボクそれ以外に方法知らないし……そもそもこれは死神同士でする事だからキミとできるかは知らないけど……」

男「よし、今すぐやるぞ」

少女「待って、ボク初めてなんだけど……」

男「うるさい、一刻を争うんだぞ」

少女「あ…待って…ね?ねぇ…あっ…あぁぁっ!?」

72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:08:37.93 ID:SKENrNbS0.net
少女「……ぐすん…ケダモノ……」

男「はぁっ…はぁっ…今ので何年だ」

少女「わからない……けどキミの寿命は残り11年だね……」

男「よし……あとは……」

少女「彼女に移すんだね……本当にいいの?」

男「………ぁあ、彼女は大切な娘だ」

少女「……………」ゴゴゴゴゴ

男「おい、それ全部彼女に入り切るのか?」

少女「ばか…女の子同士はこんなの使わないの…」カァァ

男「見学していい?」

少女「だめ」

男「………ま、お前を尊重してやるよ」

少女「人間の癖に……」

75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:16:58.41 ID:SKENrNbS0.net
少女「…………」ヨロヨロ

男「終わったか」

少女「ん…最後はお互い気絶しちゃったけどね…なんとか…」

男「ありがとうな」

少女「人間はよくわからないね、取引以外で寿命のやり取りをするなんて」

男「それが親ってもんさ……うっ…」ズキ

少女「え?どうしたの!?」

男「頭が……!」

少女「あ……!」

少女「キミの寿命が動きだしそうだよ!」

男「ぐぁぁぁああ!」ガシ

少女「え?」

男「戻る!これはきっと戻るぞ!」

少女「離そう?なんか危ないから離そう?…ね?」

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:21:28.15 ID:SKENrNbS0.net
男「ぐぁぁぁぁあ!」シュン

男「はぁ……はぁっ…ここは…」

男「家…か?」

男「うおおおおおお!?新聞新聞!」

男「…………2015…やった…やったぞ…帰ってきたぞ……」

男「やったぁぁぁあああ!!」

男「………未来の娘に寿命を与えられて……良かった……」グスン

男「…………死神さん、ありがとうな」

81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:26:17.12 ID:SKENrNbS0.net
少女「ぁぁぁぁあああっ!」ポテン

少女「うぅ……ここどこ……なんか途中であいつとはぐれたんだけど……」

ヒュウゥゥゥウウ

少女「ぶっ!」ビタン

少女「なにこれ…人間の新聞か……」

少女「…………は」

少女「にせんごねんんん!?」

少女「ひぃふぅ…えぇと…」

少女「40ねん……まえ……」ウルウル

少女「ぅ……ひっぐ…」

マスター「おやおや、どうしたんだい?」

少女「ぇ……あなた私がみえるの…」グスン

マスター「見えるとも、寒いだろ、ウチの店でココア飲んでいくといいさ」

90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:31:41.01 ID:SKENrNbS0.net
マスター「迷子になっちゃったのかい?」

少女「違うの……ひとりぼっちで……」

マスター「親御さんは?」

少女「いない………」

マスター「親がいない……ふむ」

少女「私……これからどうしたら……」

マスター「そうだなぁ、丁度働き手もいないことだし……」

少女「………」

マスター「ウチで働くってのはどうだい?」

少女「………いいの?ボクなんか」

マスター「いいとも、まだ開店したばかりだから、お客さんは少ないけどね」

少女「うぅ……よろしくお願いします……」ウルウル

94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:42:38.86 ID:SKENrNbS0.net
看板娘「エスプレッソとサンドイッチですね」

看板娘「マスター、エスプレッソワン、サンド入ります」

マスター「はいよー」トントン

95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:43:49.07 ID:SKENrNbS0.net
男「近所とはいえここ来るの初めてなんだよなぁ…」

男「もっと通い詰めていれば良かった」

男「靴よし、髪型よし、匂い……まぁわからん」

男「よし、行くぞ!!」カランカラン

看板娘「いらっしゃいま……」ピタ

男「ん?」

看板娘「…………」ジー

男「せ、席案内してもらえる?」

看板娘「キミ……え……なんで……」

男「?」

看板娘「………こちらにどうぞ!」ムス

男「あ、ありがとう…?」

97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:50:02.34 ID:SKENrNbS0.net
看板娘「ご注文はお決まりでしょうか」ムス

男「……一目見た時から」

看板娘「えっ…?」

男「気になってます!付き合ってください!!」ガタン

看板娘「え?ちょ…えぇ?」

ザワザワ コクハクダ ユウキアルナー

男「…………」キリッ

看板娘「あの…あのあの…マスター……」

マスター「……え、ええと…エスプレッソエスプレッソ……」

看板娘「マスター!!」

男「ダメ……かな」

看板娘「ちょっと…こっちきて……」

99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 13:55:58.58 ID:SKENrNbS0.net
看板娘「キミ……なんで……」

男「一目惚れです」

看板娘「………あのさ」

男「?」

看板娘「ボク死神」

男「………え」

看板娘「やっぱり覚えてないのか……」ジトー

男「え、えぇぇ!?あのちんちくりん!?」

看板娘「ちんちくりんじゃない!もう大人!!」

男「おま……なんで急成長したんだ……」

看板娘「キミのせいで今から10年前にこっちきたの!!死神の力も無くなるし!!」

男「………それは気の毒な事をしたな」

看板娘「……ずっと…ずっと探してたんだからね」ボソ

男「………え?」

101: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2045/01/11(日) 14:01:20.86 ID:SKENrNbS0.net
ガヤガヤ

看板娘「あーもう…店に戻らなきゃ」

男「えっと……」

看板娘「付き合ってあげる」

男「!」

看板娘「死神と人間が付き合うなんて前代未聞だよ……」

男「その……よろしくな、俺不器用だから…」ボソボソ

看板娘「何やってるの?早くエプロンに着替えてよ」

男「えっ?」

看板娘「ほらほら!」

男「えぇぇぇえ!?」

FIN

http://viper.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1420936865/

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