1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 20:52:14 ID:cJD4dRLw
男「屋上の扉は何やっても開かないって有名だぞ?」
不良「え?そうなの?」
男「歴代校長、番長、緑化委員長が毎年挑んでるらしい、だが……」
不良「開かないと、……気になるから見に行こうぜ」
男「おう」
2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 20:57:32 ID:cJD4dRLw
屋上入り口
不良「これが例の扉か……」
男「見たかんじ普通だな」
?「お、お前今すぐそこから……離れろ…クッ!」
男「お前は同じクラスの中二!?怪我してるじゃないか!大丈夫か!?」
中二「あの門は『彼方の世界』へ通じている……非能力者は下がってろ…!」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:03:34 ID:cJD4dRLw
男「案外元気そうだな、何でそんな怪我したんだ?」
中二「……あれは昼休みの出来事だ…俺は不穏な気を感じ学校内に俺の精霊を使って…」
不良「簡潔にマトメやがれ」
中二「扉にヘッドバッドしたらフラついて階段から落ちました、ハイ」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:07:52 ID:cJD4dRLw
男「本当に開かないのな」ガチャガチャ
不良「鍵が壊れてんのか?」
男「不良、おもいっきり蹴ってみろよ」
不良「学校の備品壊したらマズイだろ」
男「校長もやってるらしいし大丈夫だろ、ほら早く」
不良「ったく、どうなっても知らねーぞ」
バギィッ
5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:11:45 ID:cJD4dRLw
不良「…ビクともしないな」
男「じゃあ次はこの金属バッド…」
不良「うらぁ!!」ブンッ
ガギィインッ
男「一筋縄ではいかないか…」
不良「色々試してみよーぜ」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:15:52 ID:cJD4dRLw
二時間後
男「開かないな……」
不良「魔法でもかかってんのか?」
男「それだ!」
中二「ファンタジー関連なら手伝うぞ!」
不良「とりあえず思いつく限り呪文唱えてみようぜ」
7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:19:20 ID:cJD4dRLw
更に二時間後
男「マホイミ!……ダメか」
中二「魔法ではないのか……」
不良「おーい、助っ人よんで来たぞ」
番長「ほほぅ、これが例の扉か」ズンッ
男「デケー」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:24:17 ID:cJD4dRLw
番長「お前ら、よく頑張ったみたいだが少しは頭を使わないと駄目だぞ」スッ
不良「針金?番長さんまさか……」
番長「くらえっー!!忌々しい扉め!!」
カチャ カチャ カチャ カチャンッ
一同「!」
番長「ふっ、まあワシにかかれば……」
扉『防衛システム作動』
9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:28:39 ID:cJD4dRLw
扉『ターゲットロックオン…』スクッ
男「と、扉から…」
不良「手足が生えた!?」
扉『戦闘準備完了』ズシッ ズシッ ズシッ
番長「や、やるのかよ?」
扉『ドアパンチ』ビシッ
番長「ぶげっ!」
10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:33:20 ID:cJD4dRLw
不良「番長さんの巨体が浮いた…」
扉『ドア上段回し蹴り』ズビシッ
番長「かはっ!?」
扉『ドア天井投げ』ブンッ
番長「そろそろ地面が恋しいですっ!」ドガッ
扉『とどめのドアプレス』バター
番長「別にそれは痛くないな」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:37:51 ID:cJD4dRLw
扉『ターゲットの抹殺確認』
番長「いや、生きてますけど」
扉『防衛システム終了』プシュー
番長「普通の扉に戻りやがった……なんだってんだ一体……」
番長「あれ?不良達は何処へ?」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:41:08 ID:cJD4dRLw
屋上
不良「番長さんが時間を稼いでくれてる間になんとか入れたな、屋上……」
男「あんな警備ロボを置くほどの物がここにあるのか?」
中二「おい!あそこに誰かいるぞ!」
?「よくここまで来たな」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:46:01 ID:cJD4dRLw
男「お前は教頭!」
教頭「ここまで来たことを誉めt」ドガッ
ガッシャーン
教頭「な、なぜいきなり蹴るんだ……?おかげ虫の息だぞ……」
不良「どうせお前が黒幕なんだろ?とっとと目的ゲロっちまいな」ガスッ
教頭「ちょっ、ちょ…!顔は止めて!!」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2012/09/24(月) 21:52:11 ID:cJD4dRLw
教頭の計画は自分が校長になるためのものだったらしい
結局何の為に屋上を封鎖したかはわかなかった、多分俺がまだ学生だからだろう
大人になればこの事件の真相がわかるのかな、と思った
こうして俺達の戦いは終わった
完
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