【黒騎士SS】勇者「魔王!!!お前の娘は頂いた!!!」

1: 王子 2011/04/26(火) 12:08:27.47 ID:ly+25HFAO
-魔王城-

魔王「娘ェェ~!!」

黒騎士「……(うるせぇ)」

魔王「私の愛娘がぁぁぁぁ!!!」
バタバタ

側近「お、落ち着いて下さい。」

魔王「いやだ!!娘が居なきゃヤダー!!!」
ギッタンバッタン

側近・黒騎士(ウゼェ)

魔王「許すまじき、勇者よ。黒騎士!!!」

黒騎士「(チッ)如何なさいましたか?」

側近(舌打ちしたよ、コイツ)

魔王「勇者一行の様に仲間を集めて、直ちに王国を殲滅してくるのだ!!!」

黒騎士(なんで勇者一行の真似を!?)

魔王「カッコイイからだ!!!」

黒騎士「心を読まれた!?」

2:  王子 2011/04/26(火) 12:38:30.41 ID:ly+25HFAO

黒騎士(仲間とか怠いな~)

魔王「お前しか頼める奴が居ないんだよ~」

黒騎士「鬱陶しい!!纏わり付くなぁ!!」

魔王「(´・ω・`)」

側近「私からも頼む。こんな魔王様は見るに堪えない……」

黒騎士「ハァ、わかりました。行ってきますよ……」

魔王「頼んだぞ!!それでこそ、我が黒騎士だ」

黒騎士(帰ってきたら転職しよ)
魔王「黒騎士一行のパーティの編成は任しておくが良い!!」

黒騎士「慎んでご遠慮致します。」

魔王「(´;ω;`)」

黒騎士「失礼致します。」

-魔王城・中庭-

黒騎士(仲間か…)

黒騎士(取り敢えず、魔法使いは必要だな。回復役の僧侶も。後はアタッカーの戦士か。)

黒騎士(どれも魔王城に居ねぇし)

???「あれ~、何処にいったのぉ~(泣)」

黒騎士(小娘が何か慌ててる……。助けるべきかな)

黒騎士「どうした?(大方飼っていた動物でも逃げだしたか)」

???「あのねぇ~、私の右手がどっか行っちゃったのぉ~(泣)」

黒騎士(いきなり度胆を抜かれた)

3:  王子 2011/04/26(火) 13:06:27.69 ID:ly+25HFAO

黒騎士(この小娘、怖い……)

???「おじさn」

黒騎士「お兄さんだ!!!」

???「お、お兄さん、探すの手伝って下さぃ……」
ビクン

黒騎士「仕方が無い、乗り掛かった舟だ。」

10分後

黒騎士「おい小娘、なんで手なんて落とした?」

???「魔法の練習してたら、間違って暴発させちゃって……。グスッ゙、ウゥッごめんなしゃいぃ~」

黒騎士「泣くな!!鬱陶しい。ハァ………ん!?、おい有ったぞ。」
???「おじさんありがとう!!!」
黒騎士(もうおじさんで良いや…)

黒騎士「所で名前を聞いてなかったな……。俺の名前は魔王直属部隊元帥の黒騎士だ。」

リッチー「死霊魔導師のリッチーでしゅ。」

黒騎士(噛んだよ。てか、死霊魔導師とか……)

黒騎士「リッチー、俺と一緒に勇者の討伐に行かないか?無理強いはしない。」

リッチー「ゥ~ン、わかりましたぁ~。良いですよぉ。ただし、お給料弾んでくださいねぇ?」

黒騎士「……善処しよう」

黒騎士(リッチーが仲間になった。)

4:  王子 2011/04/26(火) 14:33:33.02 ID:ly+25HFAO

黒騎士「魔法使いっぽいのは確保したが……」

リッチー「ぽいじゃなくて本物ですょぉ~。生前の溢れる探究心が死してなお衰えない者が、禁断の秘術でど~たらこ~たら」

黒騎士「………うるせぇ」

リッチー「しっかり聞いて下さい!!私の方が年上なんですから。」

黒騎士「はぁ?どっからどうみてもお前の方が餓鬼じゃねぇか!!!」

リッチー「これでも死んでるんですから長いんですぅ!!!」

黒騎士「俺はこれでも245年生きてんだ!!!」

リッチー「724年です」

黒騎士「……うるせぇ。還れよ、土に」

リッチー「フギュッ!?頭触らないで下さい!!!」
ギャースギャース

黒騎士(無視だ、無視)

-魔王城・廊下-

黒騎士「最低でもあと二人か……」

リッチー「僧侶役と戦士役ですか?」

黒騎士「そうなんだが、これが中々なぁ~。怠いわ。」

リッチー「知り合い呼びましょうか?」

黒騎士「知り合いとか……。ヴァンパイアか?マミーか?それともゾンビ?」

リッチー「なんでアンデット限定なんですか!?」

黒騎士「………」

リッチー「無言で指を指さないでください!!!私は死霊であってアンデットじゃありません!!!」

黒騎士「口調変わってきてるぞ。」

リッチー「!?」

黒騎士「…………」

リッチー「…………」

黒騎士「…………」

リッチー「……気のせいですょ~」

黒騎士「……(ごまかしきれてないし)」

リッチー「まぁ、良いですよ。スケルトン呼んじゃいます。」

黒騎士(……良いんだ)

黒騎士「それにしても結局アンデットだな」

リッチー「(´・ω・`)」

5:  王子 2011/04/26(火) 14:51:40.21 ID:ly+25HFAO

側近「…殿~、黒騎士殿~!!」
黒騎士「…なんだ、どうした?」

側近「ハァハァ、やっと見つけた。ま、魔王様が、有力な奴を紹介して下さるそうだ。」

黒騎士「………(めんどくせぇ)」

リッチー「会いたい!!、会いたい!!」

側近「こ、これはこれはリッチー様。失礼致しました。」

黒騎士「やはり餓鬼だから気付かれてなかったな?」
ニヤニヤ

側近「いえいえ!!そういう訳では!!!(殺される!?)」

リッチー「………ウゥッ、グスゥウ」

黒騎士「年上なんだろ!?泣くなよ!?」

黒騎士(……実家帰りたい)

側近「………。広間に来てくれ。」

黒騎士「了承した。」

-魔王様・広間-

魔王「遅ぉ~い!!!遅ぉすぅぎぃるぅぞぉー!!!くぅ~ろぉ~きぃ~しぃ~!!!!」

黒騎士(キャラ変わり過ぎだろ)
魔王「側近、側近。今の良かった?魔王らしかった?」

側近「流石、魔王様にございます!!!」

黒騎士・リッチー「「……」」

魔王「やったね(`・ω・´)」

黒騎士「[ピーーー]よ、魔王」
ボソッ

魔王「(´;ω;`)」

黒騎士「こっちは早く王国に行かなきゃならねぇんだよ」

魔王「そうだ!!!黒騎士!!娘はどうしたぁ!!!」

黒騎士「………」カチャ

側近「黒騎士殿!!!剣を締まって下さい!!!」

???「ギヒヒヒヒヒwwwwwwww」

黒騎士「!?何奴」

???「俺は俺だよ~?ギヒヒヒヒwwwwwww」

黒騎士・側近「「うるせぇ」」
リッチー「草多過ぎでしょ」

アサシン「暗殺者(アサシン)だよ~?よろしくね♪ギヒヒヒヒwwwwwwwwwwww」

黒騎士・リッチー(ウゼェ)

魔王「頼んだぞ、アサシンよ」

黒騎士「コイツを連れて行けと!?」

魔王「うん(´・∀・`)」

黒騎士「………覚えとけよ」

アサシン「ギヒヒヒヒwwwwwwwwwwwww」

黒騎士(アサシンが仲間に……正直やだ)

6:  王子 2011/04/26(火) 15:16:41.48 ID:ly+25HFAO

黒騎士「餓鬼と可哀相な奴か」
リッチー「黒騎士が可哀相で、アサシンが餓鬼かぁ」

黒騎士「お前が餓鬼だ!!!」

アサシン「ギヒヒヒヒwwwwwwwwww♪」

黒騎士「……変な仮面なんか付けやがって」

アサシン「ギヒヒヒヒwwwwwww可愛い?wwwwww」

リッチー「取ってみる?」

黒騎士「……やってくれ」

黒騎士(無表情の上に杖で殴りかかった。)

アサシン「ギヒヒヒ!?」
ポロッ

黒騎士「………俗にある美少女と言うオチとわ」

リッチー「美少女は二人も要らないわ!!!」

アサシン「あの、その…………///」
ボッ

黒騎士(顔真っ赤。リッチーより可愛いかな)

アサシン「あんまり、ジロジロ見ないでくださぃ///」

リッチー「………この糞◯◯◯」

黒騎士「リッチー、俺はお前のキャラが分からねぇよ」

カポッ
アサシン「ギヒヒヒwwwww口外無用wwww」

黒騎士「やだ、このパーティ」

7:  王子 2011/04/26(火) 16:59:55.08 ID:ly+25HFAO

-魔王城・廊下-

黒騎士(もうこれ以上仲間は要らない)

リッチー「寄るな糞◯◯◯!!!ねぇ、糞騎士、二人だけでいこ~よ~」

黒騎士「糞じゃない、黒だ。……あとお前はそのキャラで行くんだな」

リッチー「良いよ、糞で。アサシンに色目使っちゃってさぁ~。しかも取り繕うのだるいしぃ~」

糞騎士「………」

アサシン「ギヒヒヒwwwww糞騎士wwwwww」

黒騎士(コイツ等嫌いだわ)

リッチー「私は黒騎士の事愛してるぅ~♪」

アサシン「私もwww愛してるぅ~wwwギヒヒヒwwwwwww」

黒騎士「心を読むなァァァッ!!!」

アサシン・リッチー「「真似すんな糞◯◯◯」」

リッチー「………」

アサシン「wwwwwwwww♪」

黒騎士「頼むからしばらく黙れ」

トテトテ

???「……アノ」

黒騎士「何だ?」

???「側近サンニ、オ供スルヨウニ頼マレマシタ」

黒騎士(……片言とかわざとらしい)

召喚師「召喚師(サモナー)デス。ヨロシク」

リッチー「なんで片言なの?」

召喚師「喋ルノガ嫌イダカラ」

アサシン「適当にやってるって事かwwwwwギヒヒwwww」

13:  王子 2011/04/26(火) 20:00:49.33 ID:ly+25HFAO
-完-

か~ら~の~?

続きを書きます。

-魔王城・廊下-

黒騎士(俺、身体もつかなぁ~。お袋、今度土産でももって………)

召喚師「………行クナラ早シロ」

リッチー「だってさダーリン♪」

黒騎士「リッチー、お前は呼び方を統一しろ。反応するのがめんどくさくて堪らない」

アサシン「ダーリンで決定だなwwwwwギヒヒヒヒwwwww」

召喚師「ダーリン、デスカ?了解シマシタ。」

黒騎士「黒騎士だァァァッ!!!!はい決定!!それ以外は認めない!!文句等は旅が終わってから文章でのみ受け付けます。」

アサシン「からかっただけなのに必死だなオイwwギヒヒヒwwwwwww」

召喚師「黒騎士、面白イ奴」
ニコニコ

リッチー「………黒騎士、私が悪かった。」

黒騎士「もう良い」

黒騎士(コイツ等殴りてぇ)

アサシン「それにしても、良く見たらハーレムだなオイwwwwwwギヒヒヒwwwwwww」

黒騎士:男
リッチー:女
アサシン:女
召喚師:女

黒騎士「召喚師、女だったんだ………。どうでも良いがな」

14: 黒騎士 2011/04/26(火) 20:17:53.86 ID:ly+25HFAO

-魔王城・城門前-

黒騎士「……思ったんだが」

リッチー「なに?黒」

黒騎士(……黒か、まぁさっきよりはマシか)

黒騎士「勇者達は魔物を倒してLvあげるよな?」

アサシン「だなwwwそれがどうした?wwww」

黒騎士(何が面白いんだよコイツは)

黒騎士「俺達は何を倒して経験値を得るんだ?」

リッチー・アサシン・召喚師「「「………」」」

黒騎士「このまま王国に乗り込むとか無いだろ」

召喚師「ダッタラ勿論、」

リッチー「人間でしょ?」

黒騎士(……弱い者虐めは嫌いなんだが)

アサシン「諦めろwwww」

召喚師「手始メニ近クノ街ヲ襲撃シマスカ?魔王城ニ近インデスカラ、アル程度ハ兵士モイルデショウ」

リッチー「そうしましょ♪」

黒騎士(心なしか、嬉しそうだなコイツ等)

17:  王子 2011/04/26(火) 20:32:20.37 ID:ly+25HFAO

-王国・勇者の部屋-

勇者「君、名前は何て言うの?」

魔王娘「ァ!?ウゥ」ビクッ

勇者「何か喋れよ!!」

魔王娘「ゴ、ゴメンナサィ……」ビクッ

勇者「名前は?」

魔王娘「ウゥ~」ビクッ

勇者「な・ま・え、は?早く答えろよ」

魔王娘「………魔王娘です。」オドオド

勇者「ふ~ん、あっそう。君って可愛いねぇ~♪」

魔王娘「ヒィッ」ビクッ

勇者「魔王娘ちゃんさぁ~、なんで誘拐されたかわかる?」

魔王娘 ブンブン

勇者「アハハハハ、な~んにも知らないとか笑える」

魔王娘(お父さんが悪い事してるからかなぁ?お父さんは人畜無害なのに………)

勇者「それはね、君が可愛いのがイケナイんだよ~♪」

魔王娘「意味がわからなぃですぅ」オドオド

勇者「我が国の変態王子が、君に一目惚れって奴?をしたらしいんだよね。たがら、王様に頼まれてさらったってわけ♪」

21:  王子 2011/04/26(火) 20:49:58.33 ID:ly+25HFAO
勇者「変態王子もずるいなぁ~♪」

魔王娘「ぇっ?」

勇者「だってさ、こんなに可愛いなら僕が結婚しちゃうもん♪」

魔王娘(この人、なんか嫌な感じがする……)

勇者「まぁ、諦めるしかないからね♪結婚の日取りが決まったら伝えに来るよ。それじゃ、ま・た・ね?」
ニタァ

魔王娘「お家に、帰りたいょ~」グスッズズ

魔王娘「助けて、お父さん」

24:  王子 2011/04/26(火) 22:32:52.27 ID:ly+25HFAO
街-防衛門付近-

黒騎士(街までついてしまった。)

黒騎士「これじゃ、入口で止められないか?」

アサシン「かもなwwwwww」

召喚師「ナラドウスルノ?」

黒騎士「軍人的な見方からは奇襲作戦かな………」

ドゴーン!!!?!!

黒騎士「…………」

リッチー「なんか言った?」

アサシン「ウハッwwwwww豪快だなぁ~wwwwww」

召喚師「スゴイ大キナ穴ダァ」ニコニコ

テキダァー!!!マオウグンガセメテキタゾー!!!

-街・郊外-

黒騎士(話を聞かずに門を吹き飛ばすとか)

黒騎士「………胃が痛い」

リッチー「大丈夫?痛いなら取ってあげようか?胃」

黒騎士「……そこは治してくれ」

アサシン「たくよぉ、暗殺者が正面きって戦うとかwwwwwwwありえねーww」ザクッ

召喚師「イヌ、サル、トリ」
グシャメキャヌチョ

黒騎士(桃から産まれたのかなアイツ)

リッチー「消し飛びなさい♪」シュバッ

兵士1「やっちまえ!!!」

兵士2「神の御加護だァァァ」

黒騎士「引けェェッ!!!!引かねば斬るのみ!!!」ザシュ

26:  王子 2011/04/26(火) 23:05:59.81 ID:ly+25HFAO

黒騎士(恐怖がないのか!?)ザクッ
召喚師「厄介ダナ~」

アサシン「大砲キターー(゚∀゚)ーーーwwwwwww」

リッチー「喜んでる場合じゃないでしょ!?」

召喚師「イヌ、アレ食ベレル?」ナデナデ

黒騎士(いや無理だろ)

黒騎士「めんどくさい物まで出しやがって……。」

兵士長「目標、敵影4つ。よく狙って、放てェェーッ!!!」
ズドドーーーーン!!!!

黒騎士(防御出来るかなぁ~?)
リッチー「こうなったら………」

アサシン「あれしか無いなwwwwwww」

召喚師「上手ク出来マスカネ?」

リッチー「やるしかないっしょ!!!」

28:  王子 2011/04/27(水) 08:21:58.02 ID:273sRWiAO

黒騎士(というより、俺だけハブられて何を話てるんだ?)

リッチー「行くよ!!黒」

黒騎士「!?お、応」

アサシン「飛んでけぇーwwwwww」

黒騎士「ちょ、待て!!!」

ブン

………グシャ、ドカーーーン

召喚師「オォ!!シッカリ弾ニ命中シタナ」

リッチー「黒ぉ~、大~丈~夫?」
アサシン「ギヒヒヒwwwwww」

黒騎士(アイツ等、俺の事投げつけやがった。)
ガシャンガシャン

アサシン「大砲直撃して無傷とかwwwwwwwヤベェwwwww」

黒騎士「………無傷じゃなかったらどうしてたんだ?」

召喚師「棄テテオク?」

リッチー「私は黒が無事なのを信じてたよ♪」

黒騎士(帰ろ、魔王には悪いがもう無理だ)

黒騎士「ブツブツ。………にしてもアサシン。かなりの重量がある俺を良くもまぁ投げれたな」

アサシン「乙www女wwwのww嗜wwみwwwwwwwww」

黒騎士(………そんな嗜みは嫌だ)

召喚師「無事何ダカラ良イデショウ?器ノ小サナ男デスネ。」

黒騎士「………器は関係無いだろうに。全く、この鎧が無ければ危なかったぞ?本当に」

リッチー「つまりは鎧のお陰?」

黒騎士「まぁ、そうなるな」

アサシン「役立たずwwwwwww」

召喚師「鎧ダケ置イテドッカ行ケヨ」

29:  王子 2011/04/27(水) 09:31:28.93 ID:273sRWiAO

黒騎士(鎧が無くても別に無事なんだがな………)

黒騎士「………黙っておこう。」

アサシン「ブツクサうるせぇよwwwwww」

召喚師「同意スル」

リッチー「泣かないで?よしよし、いい子いい子」

黒騎士「普通に泣かないから」
リッチー「泣きたくなったら、お姉さんの胸の中で泣いて良いから♪」

アサシン「胸無いのにwwwwwwwww」

召喚師「私>>>アサシン>>>>>>越えられない壁>>>リッチー」

リッチー「黒!!!嘘だよ!?胸ちゃんとあるからね!!!」バサッ

黒騎士「見せ無くても良いから!!!」

リッチー「あの、どうしてもって言うなら、黒なら触ってもいいよ///」

黒騎士「慎んでご遠慮致します。」

リッチー「………チッ」

30:  王子 2011/04/27(水) 10:08:02.01 ID:273sRWiAO

アサシン「お前さん達ヨ~wwwwwwいちゃつくの良いんだけど、周り見ろよwwwwwww」

兵士長「……」

兵士5「……」

兵士6「……」

兵士15「……」

黒騎士(いちゃついて無いだろ、どう見ても。)

リッチー「あんた達!!!私と黒の愛の語らいを邪魔するなんて……死罪よ♪」

召喚師「死罪ハ嫌ダナ」

黒騎士「……語らってないし」

アサシン「そうだよ?黒騎士は俺と愛し合ってるんだから♪wwwwww」

召喚師「………!!私ガ愛シ合ッテルンダ」

リッチー「なら、誰が一番多く敵を倒したかで競いましょう?」

アサシン「勝ったら黒騎士を貰えるんだな?wwwwwww」

召喚師「頑張ル///」

兵士達「ヒィィ~!?」

黒騎士(なんでこうなった!?)

31:  王子 2011/04/27(水) 10:32:34.70 ID:273sRWiAO

30分後

黒騎士(ハァハァ、殲滅完了)

黒騎士「疲、れた。」フラフラ

リッチー「あ~ぁ、つまらない。」

アサシン「結局ほとんど一人で倒しちまったよwwwww(少しガッカリだなぁ)」

召喚師「オ疲レ様」

黒騎士「誰か、魔法で疲労を和らげてくれ」

リッチー・アサシン・召喚師「………!?」

黒騎士「…………まさか、な」

リッチー「攻撃魔法特化だよ?」

アサシン「身体強化onlywwwwwww」

召喚師「召喚魔法ダケダヨ?」

黒騎士「身体強化、攻撃魔法、防御魔法、呪術」

全員「…………」

黒騎士(薄々思ってたが……)

アサシン「駄目じゃんwwwwww」

召喚師「ゴメンナサイ……」ズーン

リッチー「あんたは悪くないわ。悪いのは………」

全員(………魔王!!)

-魔王・執務室-

魔王「ヘクチッ」ズズッ

側近「風邪ですか?魔王様」

魔王「かもしれん。早く寝よう………」

魔王(あの攻撃特化パーティ大丈夫かな?)チーン クシャクシャ ポイ

33:  王子 2011/04/27(水) 11:48:57.37 ID:273sRWiAO

-街・廃墟-

リッチー「泊まる所まで破壊するとか………」

アサシン「まぁ、しょうがねぇだろwwwwwww」

召喚師「我慢スル………」

黒騎士「………」

リッチー「黒、さっきから黙ってるけどどうしたの?」

召喚師「魔翌力ヲ体力回復ニ充テテンダッテサ」

アサシン「言えば身体で癒してあげるのにwwwwwww」

召喚師「ソウイウ事デシタカ!?全ク気付キマセンデシタ!!!」

リッチー「そういう事なら任せなさい♪」ヌギヌギ

召喚師「初メテデスケド頑張リマス」スルスル

黒騎士「…………」

アサシン「すっげー無反応wwwwwww」ヌギヌギ

リッチー「黒~♪優しくしてね?」ギュー

黒騎士「………」

召喚師「好キニシテ良イインデスヨ?」
ナデナデ
黒騎士「………………」

アサシン「ここまでされて無反応とか酷くな~い?wwwwwwwww」
グリグリ

黒騎士「……………zZ」

アサシン「寝wwてwwやwwがwwるwww」

召喚師「起コシマスカ?」

リッチー「良いわ、寝かしといて。興も醒めたし、私も寝よ~。黒~隣寝るね~♪」
ピタッ

アサシン「私も寝ようwwwwww」
召喚師「私モ寝マス」

34:  王子 2011/04/27(水) 13:11:48.53 ID:273sRWiAO

早朝

黒騎士「……………!」

黒騎士(………朝か、昨日はあのまま寝てしまったみたいだな。)

リッチー「ムニャ~弾けろ♪」ゴロン

アサシン「…………」

召喚師「いやん、そこはらめぇ~///」
グニャングニャン

黒騎士(………何故裸何だコイツ等は!?)

黒騎士「取り敢えず、アサシンの仮面を…………」カポッ

リッチー「鏖ろしよ~♪黒~見て~、私達の愛の城よ♪」

黒騎士「みんな起きろォォ!!!」
ガシャン

アサシン「おはようございます。」

召喚師「アン、はぁ~///。!?…………オハヨウゴザイマス」

リッチー「おはよう~黒。早いねぇ~♪」

黒騎士「早く服を着ろ!置いて行くぞ。」

アサシン「あの~スミマセン。仮面知りませんか///」

リッチー「うるせぇ糞◯◯◯。」

召喚師(良かった誰も突っ込まない///)

黒騎士「召喚師は………いや、何も無い。」

召喚師(イヤーーー!!!!!おもくそ追求されかけたぁぁっ!!!恥ずかしくて顔が見れないぃぃ!!!)

召喚師「そウダ死のウ」

黒騎士「動揺し過ぎだ。」

37:  王子 2011/04/27(水) 19:08:55.37 ID:273sRWiAO

黒騎士「これからどうするか」

リッチー「ねぇ、召喚師をいつまで押さえてれば良いの?」ハナシテー

黒騎士「死ぬのを思い止まるまでだ」シナセテー

アサシン「お、お手伝いします……」モウヤダー

リッチー「寄るな糞◯◯◯が!!!」ラクニナリタイノー

アサシン「ビ、◯◯◯なんかじゃありません!!///」イヤーーー

召喚師「モウダメダァ!!!生キ恥ヲ曝シテシマッタ!!!」ジタバタ

黒騎士「落ち着け…………誰も気にしてない」

召喚師「嘘ダァー!!アカラサマニ目ヲ逸ラシナガラ言ウコトジャナイー!!!!」ジタバタ

リッチー「黙れ」ガスッ

黒騎士(………杖で殴るなよ)

召喚師 ビクンビクン

黒騎士(気は進まないが、しょうがねぇか)

黒騎士「よっこいしょ」セオッテル

リッチー「なんでおんぶしてるの!?」

黒騎士「いや、ほっとく訳にも行かないだろ?」

アサシン「…………」ムスッ

リッチー「そんな重いもん棄てて、私をおぶってよ~!!!めっちゃ軽いから~」

アサシン「わ、私もっと軽いです///」

黒騎士「うるせぇ、とっとと歩けよ。」

黒騎士(めんどくさいな~)

39:  王子 2011/04/27(水) 20:12:40.76 ID:273sRWiAO

-王国・魔王娘の部屋-

魔王娘「誰も助けに来てくれない………」

???「魔王娘様はいませんか?」コンコン

魔王娘「!?」ビクッ

???「すみません、聞こえてないんですか~?それとも居ないんですか~?」コンコン

魔王娘(どうしよう!?……あの勇者さんがまた着たのかな~)

???「いるのに無視されると泣きますよ~?」コンコン

魔王娘(………違う人だ)

魔王娘「今、開けますので……」ガチャ

???「いや~、良かった。本当に泣く所だった」

魔王娘(………白い、人?)

僧侶「いや~♪名乗るのが遅れました、すみません。私、僧侶と言うものです。」ニコニコ

魔王娘「ハ、ハァ………あ、あの…魔王、娘です。」

僧侶「ごめんなさい!!!」下座ル

魔王娘「えっ!?あの、いきなり何ですか!?」

僧侶「………いきなり誘拐してしまってです。」

魔王娘(悪い人じゃなさそうだけど………)

僧侶「私が勇者を止めておけば良かったんですけど、最近の勇者はちょっと………」

魔王娘「………何かあったんですか?」

僧侶「カジノに入り浸ってしまって………。」

魔王娘「………」

僧侶「いつもなら、『女の子は護るものだ』とかウザイ台詞を躊躇なく言う人だったんですけど。」

魔王娘「…………………」

僧侶「カジノで大量の金をすってしまって、一文無しに………」

魔王娘「………………………」

僧侶「そして借金を還す為に王様のお願いを聞くことになって………」

魔王娘「………………………………」

僧侶「現在に至る訳なんですが………」

魔王娘「まだ何かあるんですか?」

僧侶「依頼の一つで病にかかりました。」

魔王娘「はぁ………」

僧侶「それから、勇者は頭が少し弱くなってしまったのです。」

魔王娘(こんな人達に誘拐されたのか………)

44:  王子 2011/04/27(水) 23:09:19.06 ID:273sRWiAO
-王国・魔王娘の部屋-

僧侶「勇者は可哀相に、10日で1割なんて馬鹿みたいな所でお金を借りちゃうし」

魔王娘(お父さんが言ってたな、お金は大切にしなさいって………)

僧侶「ハァ~、魔王さえ倒せば救われるのにね………」ションボリ

魔王娘「わ、私がこんな事言うのもなんですけど、元気出して下さい」

僧侶「あぁ、ありがとう。君は優しい子だね」ニコ

魔王娘「いえ、そんな事無いです///」

僧侶「取り敢えず、頑張って君を逃がす」ゴニョゴニョ

魔王娘「え!?あの……」

僧侶「………静かに」

魔王娘「あ、はぃ………」

僧侶「任しといて」

魔王娘「ありがとうございます。」

コンコン

僧侶「入ってくれ」

魔王娘「えっ!?あの!!」

僧侶「大丈夫、僕の仲間の」

戦士「戦士よ」

魔王娘(………漢の人だ)

戦士「見た目は漢!!!中身は乙女♪」

魔王娘「ユ、ユニークな人ですね!!」

魔王娘(ある意味、勇者より怖い)

46:  王子 2011/04/27(水) 23:39:34.74 ID:273sRWiAO

戦士「任しといてね!!!こんな結婚、ぶち壊しちゃうんだから♪」

僧侶「頼もしい限りですね。」

魔王娘「あの、気になってたんですけど、皆さんは何故勇者と一緒に旅をしようと思ったんですか?」

僧侶「あ、うん。それは………」

戦士「私は一目惚れね♪………私実は、勇者と出会う前はならず者をしてたの。」

魔王娘「………」

戦士「毎日が平凡過ぎてつまらなかった。そして気付いたら、酒に溺れていたわ。」

魔王娘「………」

戦士「それでもその辺りでは結構名が通っていたの。だから、酒を飲んでは暴れて、暴れては酒を飲んでの繰り返し。」

魔王娘「………」

戦士「そしてある日、あの人と出逢った。」

魔王娘「……これってまだ続きます?」ボソッ

僧侶「ごめんね?」

魔王娘「いいえ慣れてます。」
魔王娘(主にリッチーさんとのお話で)

=回想=

戦士『酒が足りねぇぞ!!!ぶっ殺されてぇのか!!!』ガチャン

勇者『君、かなり強いんだって?』スタ

戦士『なんだ?テメェ、やるのか!!!!コルァッ』ガチャ

勇者『いや、君を仲間に誘いにきただけだよ。』

戦士『ふざけた事吐かしやがって!!!気にいらねぇ!!!』ブン

勇者『話は最後まで聞くべきだ。』ジャキ

戦士(武器が動かねぇ!?コイツ何者だ!!!)

勇者『僕は勇者。魔王を倒し、世界を救う者』

48:  王子 2011/04/27(水) 23:55:11.25 ID:273sRWiAO

戦士『勇者だってぇ~!?』

勇者『そうだよ?』

戦士『グフフフフフ、ガハハハハハハァァァァッ』

勇者『………?』

戦士『面白れぇ!!!良いぜ俺に勝てたら仲間にでもペットにでもなってやるぜ!!!!』

勇者『本当かい!?』キラキラ

戦士『ただし!!!!俺に勝てたらだ!!!』

勇者『そんな事でいいの?』

戦士『あぁ、別にかまわn』ガツン

グラッ………バタン

勇者『これで良いの?』

戦士(何でだ!!!コイツはヤベェぞ!!!、俺のドキがムネムネしやがる!?)

戦士『………これが恋か?』

勇者『?』

戦士『気に入ったぜ、兄ちゃんよ』ムクッ

勇者『それじゃ!?』

戦士『あぁ、約束だ、仲間になってやる』

勇者『うん!!!よろしくね♪』アクシュ

戦士『よろしく……ね?勇者さん♪』ニギニギ

=回想終了=

戦士「って事があったの♪」

魔王娘(………気持ち悪い)

僧侶「相も変わらず、美化しまくりで気持ちの悪い昔話だよ。聞かされる方の身にもなれ……」

魔王娘「す、素敵ですね?」アセ、ダラダラ

戦士「でしょう?この日から私の身も心も勇者さんの物になった訳♪」

魔王娘(………勇者が可哀相に思えた)

53:  王子 2011/04/28(木) 08:08:20.43 ID:2UVd2VBAO

魔王娘「それで、僧侶さんの方は……」

僧侶「僕は……………」

魔王娘「……?」

僧侶「思い出したくない!!」

魔王娘(勇者一行って変わった人ばかりだな………)

戦士「情けないわねぇ~?」

僧侶「ハァ~、分かりました。…………言いますよ。」

魔王娘(どんだけ嫌なんだろ)

僧侶「あれは、僕が聖地巡礼を行ってる時の事だよ」

=回想=

僧侶『今日も神に与えられし糧に感謝致します。』

ガサゴソ

僧侶『魔物か!?』

勇者『ガォーーーーーー!!!!』ガサガサ

僧侶『ギャーーーーーー!?』ビクン

勇者『あれ?魔物じゃなかった…………』

僧侶『…………』ブクブク

勇者『コイツなんで泡噴いているんだ?』

1時間後

僧侶『ウ~ン……あれ!?』ガバッ

勇者『あ、気付いた~?』

僧侶(誰だ!!)

勇者『僕は勇者って言うんだ♪』

僧侶『……勇者、ですか?』

勇者『そうだよ♪』

僧侶(テンション高いな~)

勇者『君はなんて言うの?』

僧侶『神の使い、僧侶です』

勇者『あ、そう』

僧侶『……………』

勇者『そんな事はどうでもいいから。それよりご飯食べなよ。はい』

僧侶(お前が聞いてきたんだろ………)

勇者『んまぁ~い♪』モグモグ

僧侶『…………』モグモグ

勇者『ご馳走様でした』

僧侶『………神に感謝致します。』

勇者『……?難いなぁ~、普通にご馳走様でいいじゃん!!!!』
僧侶『……神に仕える者として当然ですから』

勇者『大変だね?』

僧侶『日課ですから』

54:  王子 2011/04/28(木) 08:53:18.72 ID:2UVd2VBAO

勇者『ふぁ~あ、僕もう眠いから寝るね~?』

僧侶『はぁ……(随分身勝手な奴だな)』

勇者『後は頼んだよ?お休み』ゴソゴソ

僧侶『お、お休み』

僧侶『………僕も寝るかな』ゴロン

僧侶(勇者、か…変わった奴も居るんだな。)

翌朝

勇者『ねぇ~、僧侶は何処に行くの?』

僧侶『この先にある神殿ですよ』

勇者『頑張ってるんだね♪』

僧侶『それが役目ですから』

勇者『僕もついていって良い?』

僧侶『別に面白い物なんかありませんよ?』

勇者『良いの♪良いの♪旅は道連れって言うでしょ?』

僧侶(勇者といたら、危ない時本当に道連れにされそうだな………)

勇者『それに君だけだと心配だからさ♪』

僧侶『い、意味が分かりません!!!』

勇者『だって、昨日気絶しちゃってたじゃん♪』

僧侶『あ、あれは///』

勇者『途中までかもしれないけどね?一緒に行った方が楽しいに決まってる♪』

僧侶(なんだかんだでやっぱり優しい人なんだな)

勇者『それじゃ、出発進行ぉ~♪』

僧侶『そっちじゃありません。こっちです。』

勇者『………改めて、出発進行ぉ~♪』

僧侶『やれやれ』

僧侶(本当に変わった人だな)

55:  王子 2011/04/28(木) 09:21:04.05 ID:2UVd2VBAO

=回想中断=

魔王娘「どこが話したくないんですか?良い話じゃないですか………」

僧侶「問題はこの後なんだ……」

魔王娘(勇者か、悪い人じゃないんだろうけど………やっぱり何か引っ掛かるな)

=回想再開=

勇者『僧侶ってさ、なんか魔法とか使えるの?』

僧侶『魔法、と言うより祈りに近いですね』

勇者『祈り?』

僧侶『えぇ、神に対して祈りを捧げる事で恩恵を得る事が出来る訳です。』

勇者『それって僕にも出来るの?』

僧侶『信仰心が大きければ可能ですよ』

勇者『じゃあ、無理だな……』

僧侶『そんなことありません!!!そうだ!!これから行く神殿で一緒にお祈りしましょう!!!』

勇者『う~ん、めんどくさいのはやだな~』

僧侶『めんどくさいとか、神に対して失礼です!!!!』ゴン

勇者『分かったから殴らないで』ダラダラ

僧侶『すみません、少し取り乱しました。』

勇者『気にしないで。………けど、神の洗練は一応受けてるから大丈夫だよ♪』

僧侶『そう、ですか………』ショボン

勇者『………あ~、やっぱりお祈りしたいな~』アセアセ

僧侶『なら一緒にお祈りしましょう♪』パァッ

勇者『うん、そうだね♪』

僧侶『善は急げ!!!置いてっちゃいますよ?』ダッシュ

勇者『ま、待って~!?』ダッシユ

56:  王子 2011/04/28(木) 09:45:27.85 ID:2UVd2VBAO

-神殿・内部-

勇者『随分と仰々しいな~』

僧侶『立派ですね~、いや本当に素晴らしい』

神官『これはこれは、よくぞいらしてくださいました。』

僧侶『いえいえ、これも神のお導きでしょう』

神官『到着したばかりでお疲れかもしれませんが、どうぞ神官長にご挨拶をお願いします。』

僧侶『分かりました。行こう、勇者』

勇者『おう』

神官『失礼ですが………そちらの方は?』

勇者『僕はy』
僧侶『私の連れの巡礼者です。腕っ節が立つので、ここまで一緒に来てもらいました。』

神官『左様でしたか。いや、失礼しました。なにぶん最近は物騒ですからね………しかし、あの僧侶様が認める方と言うのも中々………』

勇者『?』

僧侶『それでは失礼します』スタスタ

勇者『あ、待って~』トタトタ

神官『……代わりましたね。貴方は、』

-神殿・神官長執務室-

僧侶『失礼します』コンコン

???『どうぞ』

ガチャ

僧侶『ただいま到着いたしました。』

神官長『長旅お疲れ様でした。』

僧侶『いえ、これも神の与えた試練なのでしょう』

神官長『ハハッかもしれませんね』

勇者『大変なんだね?』

僧侶『ちょっと黙ってて』

神官長『ハハッ面白いお連れの方だ。将来の伴侶かね?』

僧侶『いえ、そういう訳では///』

勇者『(´・ω・`)ダマッテナキャ』

神官長『それじゃ、後で例の物を頼むよ?』

僧侶『分かりました。』

神官長『では、ゆっくりと休むが良い。』

僧侶『ありがとうございます。』

勇者『(´;ω;`)ダマラナキャイケナイ』
僧侶『失礼しました。』

57:  王子 2011/04/28(木) 12:00:20.17 ID:2UVd2VBAO

-神殿・勇者、僧侶の部屋-

勇者『(´;ω;`)』フルフル

僧侶『もう喋ってもいいよ』

勇者『死ぬかと思った。』プハァー

僧侶『息はして良かったんだが』

勇者『呼吸と会話は1セットだから』

僧侶『そ、そうなんだ………』
僧侶(ずっと息を止めてるとか凄いな。)

僧侶『勇者、このあとなんだけど仕事があるから、おとなしくしてて』

勇者『任せろ♪』

僧侶(………無茶苦茶心配だ)

僧侶『それじゃ』

勇者『いってらっしゃい♪』

-神殿・最深部-

神官長『では、よろしく頼みます。』

僧侶『分かりました。』

神官『封印式の準備を始めろ!!!!』

ガシャンガシャン

………ゴゴゴ

僧侶『……何の音ですかね?』
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

???『グギャーー!!!グルアァァァッ!!!』バキッ!!!

神官『なんだあれは!?』

僧侶『皆さん、離れて下さい!!!』

???『ギャァァァァアッ!!!グルルルルッ』ガシャン!!

神官長『悪魔が入ってきただと!!!?』

僧侶(行けるか)ググッ

勇者『僧侶~、何してるの?』

僧侶『へっ?…………な、なんでこんな所まで来てるんだ!?て言うか場所は!?極秘なのに!!!』

勇者『僧侶匂い?がした』

僧侶『///』

神官長『皆のもの、待避だ!!!』

僧侶『勇者も逃げて!!!』

勇者『何を言う!!!勇者はどんな時にも逃げないから勇者と言われるんだぞ!!!僕のアイデンティティーだよ!!!』

僧侶(めんどくさいなコイツ)

59:  王子 2011/04/28(木) 12:29:57.65 ID:2UVd2VBAO

僧侶『それについては後で聞くから!!!』

勇者『今、聞け!!!!』

僧侶『コイツをどうにかしたらな!!!!』

勇者『…………!?なんだコイツは!?』

全員(………気付いてなかったのかよ!?どんだけフリーダムだよ!?)

勇者『取り敢えず、倒せば良いんだな♪』カチャ

僧侶『無理だ!!!逃げろ!!!』

勇者『僧侶は逃げるの?』

僧侶『!?』

勇者『僧侶が逃げないなら俺も逃げない。それに、女の子は護るものだから♪』

僧侶『………臭い台詞を///』

???『ギャァーー!!!グルギャー!!!』ガシャーン

勇者『黙れ!!!』キッ!!

???『グキュル!?』ビクン

僧侶『久しぶりの闘いです!!』

勇者『あれ?その恰好って………』

僧侶『神聖騎士(パラディン)です///』

勇者『スゲェ~!!?よ~し、取り敢えず行こうか♪』

僧侶『であっ!!!!』ザシュン

???『グギャーーーギルルルル!!!!』

勇者『とおっ♪』スパンッザクン

僧侶『喰らえっ!!!!』ザシュ

???『ギギャーース!?』

勇者・僧侶『とどめだ!!!!』ザシュッ

???『グギ………ギャギィ』バタン

僧侶『倒、せた?』

勇者『やったな♪僧侶』ニコ

僧侶『はい!!!///』

勇者『………あのさ、僧侶』

僧侶『な、なんですか?///』

勇者『お前に伝えたい事がある』

僧侶『え?………それは///どういう意味でしょう?///』

勇者『僧侶、その服、裏表が逆だよ♪』

僧侶『?……………!?///』バタン

=回想終了=

60:  王子 2011/04/28(木) 12:33:51.81 ID:2UVd2VBAO

僧侶「って言うことがあったんだ………」

魔王娘(めちゃくちゃ長かった。戦士さんよりも長かった………)

僧侶「それから僕は、勇者のその部分に関する記憶だけを消す為に一緒に旅をしてるんだよ。」

戦士「…………zZ」

魔王娘(余りの長さに戦士さん、寝てる………)

僧侶「こんなもんかな………」

魔王娘「皆さん、本当に勇者が好きなんですね!」

僧侶「僕は別に好きでは無いよ!!!」

魔王娘「だって、あの様子じゃ覚えてなさそうなのに、いつまでも一緒に居るとか、好きじゃないと出来ませんよ。」

僧侶「………そうかなぁ///」

戦士「………ん?終わったの?僧侶、怪しまれるから早く戻りましょ」

僧侶「……そうだね。それじゃ、また」

魔王娘「あっ、はい。ありがとうございました。」

パタン

魔王娘(面白い人達だったな~)

魔王娘「私も頑張ってみよう!!!」

魔王娘(黒騎士さんやリッチーさんに会いたいな………)ゴロン

魔王娘「会えるよね?また、皆に……」

61:  王子 2011/04/28(木) 16:52:15.87 ID:2UVd2VBAO
-深い森-

黒騎士「この森を抜けなくちゃ行けないのか?」

リッチー「そうしなきゃ迂回道を通らなきゃいけないみたい」

アサシン「時間が余りありませんしね………」

召喚師「…………怠イ」ハァ

黒騎士「魔物は襲って来ることは無いが、厄介なのは賊だな………」

アサシン「人間だろうと、魔族だろうと関係ないからですよね?」

黒騎士「まさしく、そのとおりだ」

アサシン「///」

黒騎士(仮面は返さない方が正解だな………)

リッチー「でも力の差が分からなくて、よく生きていけるのね?」

召喚師「ソレホド切羽詰マッテルッテ事ダロ」

黒騎士「………おそらくな」

召喚師「///」モジモジ

リッチー「薙ぎ倒すのはダメなんでしょ~?めんどくさいな~」

黒騎士「我慢してくれ」ポンポン

リッチー「………頭///」ニタニタ

黒騎士(コイツ等なんかおかしいぞ!!)

リッチー「さ、行きましょ!!」

黒騎士「おいっ!!先に行くな、危ないだろ」

アサシン「待ってくださぁ~い!!!」タタタッ

召喚師「………」

黒騎士「おい、召喚師。早くしろ」

召喚師「………ゴニョゴニョ」クイクイ

黒騎士「なんだ?聞こえないぞ」

召喚師「歩キタクナイ、オブッテ///」ボソボソ

黒騎士「……………」

召喚師「……ジャナキャヤダ歩カナイ」ボソボソ

黒騎士(…………怠いな)

召喚師「…………」ムス

リッチー「黒~、早~く~!!!」

黒騎士「分かってる、直ぐに行く。」

召喚師「…………」ウルウル

黒騎士「……ハァ、分かったよ。ほら」ドッコイショ

召喚師「♪」ニコニコ

黒騎士「鎧でゴツゴツしてるけど文句言うなよ………まったく」
召喚師「言ワナイヨ♪」ニコニコ

召喚師(黒騎士は変わってないな。口では悪態をついても、優しい所はそのまま………)

召喚師「ダカラ好キダヨ♪黒騎士」

62:  王子 2011/04/28(木) 17:10:04.26 ID:2UVd2VBAO

-森の中-

黒騎士「………………」ザックザック

リッチー「…………………」ザックザック

アサシン「…………………」ザックザック

リッチー「………ねぇ、黒」ザク

黒騎士「…………なんだ?」ガサッ

リッチー「突っ込んで良い?」

黒騎士「出来れば辞めて欲しい」

召喚師「~♪」ニコニコ

アサシン「ソイツは、何をしてるんですか~!?///」

リッチー「そうよ!!!狡いわ!!!」

黒騎士「…………俺も降ろしたい。だが歩きたくないそうだ」
アサシン「そんな我が儘な奴、置いてきぼりにしましょう?」

黒騎士「………そうも行かないだろ」ハァ

リッチー「だってさ、」
黒騎士「お前達が怪我した時とかは背負ってやるから」
リッチー「なら、私は構わないわ」

アサシン「納得いきません!!///」

黒騎士「ならどうすれば良いんだ!?」

召喚師「ヒガミダナ♪」

アサシン「ぬぐぐぐぐ!!!」

リッチー「あら、あんた馬鹿なの?」

アサシン「な、何がですか!!!しかも馬鹿じゃありません!!!」

リッチー「怪我とかしたら黒が面倒見てくれるのよ?」ボソボソ

アサシン「えっ?」ビクッ

リッチー「言い換えれば、一生治りそうもない怪我をしたら………」

アサシン「一生一緒にいれる!?」

リッチー「そういう事よ♪」

黒騎士「待て!!!話が飛躍し過ぎて変わってるぞ」

召喚師「黒騎士ノ背中ハ大キクテ温カイナ♪」ニコニコ

アサシン「でも、あいつはイラツキます」

リッチー「それに関しては否定しないわ。」

黒騎士(……………やれやれ)

63:  王子 2011/04/28(木) 20:32:15.17 ID:2UVd2VBAO

黒騎士「…………しかし」

アサシン「どうしました?」

黒騎士「いや、方角は合っているのか少し不安に思ってな………」

リッチー「迂回で4日、横断で1日半らしいからまだ着くわけ無いわ」

黒騎士「………大丈夫か?」

召喚師「…………zZ」ムニャムニャ

リッチー「にしても、いつまでおぶってるつもり?」

アサシン「そうですよ!!!かれこれ4時間と38分19秒背負ってますよ!!!」

黒騎士「細かいな!?」

アサシン「暗殺者たるもの、体内時計は正しくなくてはいけませんから!!!」

黒騎士(それをもっと他の所で活かすという考えはなかったのか………)

アサシン「今、失礼な事考えましたね!?」

黒騎士「……………んな訳無いだろ。」

アサシン「黒騎士の考えなんて簡単に読めるんだから///」モジモジ

黒騎士「顔を赤らめるな!!!俺が変な事を妄想してるみたいに見えるだろうが!!!」

リッチー「思春期並にピンクじゃないの?」

黒騎士「違うわ!!!」

アサシン「そうですよ!!!そんな物微塵もあり、ま せん。ヴゥ」グスッ

黒騎士「なんで泣く!!」

アサシン「だって、私達の、事を、グスッ、恋愛の、対象として、ウヴゥ見てくれて無い、グスン、証拠だもん」ウエーン

リッチー「女の子の事を泣かせるなんて、黒って最低!!!!!」

黒騎士(もう、仮面返そうかな)

リッチー「でさ、アサシン。黒って頭の中では何を考えてるの?」コソコソ

アサシン「ウゥ~………アザシンは、可愛いねって、考えてる」

リッチー「黒ぉ~、死ぬ?ちょっくら三途の川渡って来る?」

黒騎士「謹んで遠慮させてもらう。………アサシンも嘘を言うな」ハァ

アサシン「分かった…………///」

リッチー「全く!!!よくよく考えたら、黒は私の事しか考えて無いから嘘に決まってるじゃない♪私ったらうっかりさん」

黒騎士(思考を放棄しようかな………)

64:  王子 2011/04/28(木) 21:51:20.76 ID:2UVd2VBAO

召喚師「…………ン?」

黒騎士「やっと起きたか?」

召喚師「……ウン」

黒騎士「そろそろ降りてくれないか?」

召喚師「………………」

黒騎士「………………」

召喚師「…………イヤッ」

リッチー「あんた!!!黒が疲れてきてるのよ?降ーりーなーさーいー」

召喚師「ウヴゥ、グスッ」ヒクッヒクッ

黒騎士「あぁ、もう泣くなよ」ヨシヨシ

召喚師「ウヘ~///」ニカニカ

黒騎士「今日は野宿するから、降りてくれ。」

召喚師「ウゥ、……ワカッタ」

黒騎士(………子供のお守りみたい)

アサシン「黒騎士、火を焚きましたよ~。」

黒騎士「すまないな」ポンポン

アサシン「///」

リッチー「………黒の馬鹿」タッタッタッ

黒騎士「おい、待てって!!!すまない、ここでしばらく待っててくれ。直ぐに連れ戻すから」タッタッタッ

黒騎士(…………厄介だな)

65:  王子 2011/04/28(木) 22:05:49.49 ID:2UVd2VBAO
-森・大樹下-

リッチー(他の女の子とイチャイチャしやがって!!!)ゲシゲシ

リッチー「黒の馬鹿野郎~!!!!」

黒騎士「全く………誰が馬鹿だよ」

リッチー「!?…………。何よ!!!何しにきたのよ!!!私の事を笑いに来たわけ?」

黒騎士「………わざわざ来てやったのにその言い草かよ」ハァ

リッチー「頼んでなんか無いわ!!!」

黒騎士「何が気に入らないんだ?」

リッチー「全部よ!!!全部!!!」

黒騎士「………具体的に言ってくれ」

リッチー「そうやって、………何でも言わせなきゃ分からない所よ!!!!」

黒騎士「……………」

リッチー「そうよ、私が何を言っても見てくれないし、寄ってってもその分距離を空けるし。」

黒騎士(…………コイツ)

リッチー「召喚師は良いわよね!!!我が儘を言えば何でも黒にやって貰えるし。」

黒騎士「…………そんなことは」

リッチー「アサシンはアサシンで、モジモジしてたら黒は鼻の下伸ばしてるし。」

黒騎士「甲冑着けてるのに顔が見える訳無いだろ」

リッチー「そんなこと無いわ!!!私は知ってる、けれどどんなに頑張っても黒は私の事を一番にはしてくれない。」

黒騎士(…………そうか)

リッチー「私が最初に黒の仲間になって」

黒騎士(そこまで思ってくれてた)

リッチー「最初に頭撫でられた。」

黒騎士「………嫌そうだったじゃないか?」

リッチー「恥ずかしいでしょ!?何言ってんの?」

黒騎士「逆ギレされたよ」

リッチー「私が一番、」

黒騎士「無視かよ」

リッチー「黒の事が好きなんだからぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

ダカラァァァァァ

ダカラァァ

ダカラァ

66:  王子 2011/04/28(木) 22:28:48.07 ID:2UVd2VBAO

リッチー「ハァハァ///」

黒騎士「…………」

リッチー「なんか言って見なさいよ!!!」

黒騎士「…………ありがとう」

リッチー「………!?///何をい、いきなり!!!」

黒騎士「いや、俺は人に好意を向けられた事が無いからな………」

リッチー「そんなわけないじy」
黒騎士「知ってるか?俺が戦場で何て呼ばれたか。」
リッチー「……………」

黒騎士「………死神だよ。笑えるだろ?戦場に行ったら、帰ってくるのはいつも俺一人。敵も味方も恐怖しかしない。」

リッチー「そんな!?」

黒騎士「お前さんは城から出た事が無いから知らなかったろ?返り血に塗れ、死体の山にたった一人だけ立ってるとかな」

リッチー「………」

黒騎士「俺はそのうち、感情が欠落し始めた。楽しい、悲しい、嬉しい、怖い………」

リッチー「…………でも、この前は笑ってたじゃない!!!」

黒騎士「魔王のお陰だ。あいつと付き合い初めてから、また感情が徐々に戻ってきた。」

リッチー「………ウゥ」グスン

黒騎士「………泣くなよな?そして皆にも感謝してる。勿論お前にも………」

リッチー「………」グスン

黒騎士「あの、何て言えば良いのか分からないが………」

リッチー「?」

黒騎士「俺もお前の事が好きだよ」ニコッ

リッチー「///」

黒騎士「さぁ、皆の所に戻ろうか~」

リッチー「………黒」

黒騎士「待たせ過ぎるのも悪いしな」

リッチー「黒!!!!」

黒騎士「!?………」

チュッ

黒騎士「お前!?今………」

リッチー「今日は甲冑の上からで我慢するから♪」

黒騎士「…………」

リッチー「戻りましょ♪」

黒騎士(これで良かったのかな?)

リッチー「早く~♪、競争だよ~?」
黒騎士(今は……良いか)

黒騎士「待て、疲れた」

67:  王子 2011/04/28(木) 22:55:31.97 ID:2UVd2VBAO

-森・野営場所-

リッチー「~♪」

アサシン「ご機嫌ですね?」

リッチー「別に~♪ムフムフフフフ♪」

召喚師「……気持チ悪イナ」

黒騎士「……………」

アサシン「こっちは目茶苦茶不機嫌ですね」

召喚師「………心配ダナ」

黒騎士(甲冑の上からって言っても接吻されてしまった!!!リッチー可愛いかったな!!!いや、待て柔らかそうだったが!!!…………)

黒騎士「ブツブツ……………」

アサシン「呟き始めましたよ?」

召喚師「リッチー、何カ知ッテル?」

リッチー「う~ん♪濃厚な愛のせっp」
黒騎士「ウワァァァァァッ!!!!!」

アサシン「どうしました!?」

リッチー「♪」

黒騎士「………何でも無い」

黒騎士(アイツ、本当に死んでるのかな~?それにしては柔らかそうだったが…………)

召喚師「怪シイナ?」

アサシン「………そうですね」

黒騎士「もう寝ろ!!!今日は俺が寝ずの番をするから!!!」

アサシン「それじゃ、すみませんがお休みなさい。」

召喚師「オ休ミナサイ」

リッチー「黒、お休みなさいのチューする?」ボソッ

黒騎士「お休み!!!」

リッチー「アハッ♪お休み………ありがとうね///」

黒騎士(取り乱し過ぎだ俺!!!落ち着け)

黒騎士「いやはや、困った物だな…………」

70:  王子 2011/04/28(木) 23:56:49.05 ID:2UVd2VBAO

-森・野営場所付近-

陰の中を移動する無数の影

???「良いか?一斉に襲うんだぞ」

???「分かりやした」

???「男は殺して、女なら頂く♪」

???「久しぶりの女だな~!!!」

???「今だ!!!」

黒騎士「………さっきからうるせぇよ」

???「兄貴!!!コイツ起きてますぜ?」

???「クククッ寝てたら楽に逝けたのによ~。馬鹿め!!!」

???「やっちまえー!!!」

黒騎士「破滅の光よ」シュバッ

盗賊頭領「クソッ!?眼がァァァ!!!」

盗賊1「おい!!!何人かいねぇぞ!!!!」

黒騎士「………せめてもの慈悲だ。痛みも感じる事も無く消してやったぞ」

盗賊2「俺の弟がいねぇぞ!?ふざけるな!!!!!」

黒騎士「死神に睨まれたら終わりだろ?」

盗賊2「ぶっ殺してやる!!!!」

アサシン「…………」スパン

盗賊2 ゴロン バタッ

アサシン「口を動かす暇があるなら殺らなきゃダメだよ」

黒騎士「起こしてしまったか?………すまないな」

アサシン「いえ、職業病ですから。あんな殺気に気付くなと言う方が難しいですよ。」カチャカチャ

盗賊1「に、逃げろォォォ!?」

黒騎士「……逃がす訳無いだろ?死神だからな」ザシュッ

盗賊頭領「俺の仲間が!?皆?帰ってきてくれよ!!!!」

黒騎士「己の行いを悔いるが良い。せめて苦しまずに逝け」

ザク

スパン

ゴロゴロ

アサシン「………お疲れ様です。お互いに返り血塗れですね///」

黒騎士「………そうだな」

アサシン「先程、あちらに泉を見つけたので洗ってきて下さい。」

黒騎士「あぁ、ありがとうな」

黒騎士(リッチーには見せられない姿だな…………)

71:  王子 2011/04/29(金) 00:21:25.08 ID:HoSVzaKAO
黒騎士(甲冑を脱ぐのも久し振りだな…………)ガシャンガシャン

黒騎士「血を吸いまくってこの色、か………」

ピチャン

ザプン

黒騎士「………冷たいな」

黒騎士(今までの罪、か………)

アサシン「あ、居ましたね♪」カチャカチャ

黒騎士「…………何をしてる?」

アサシン「やだなぁ~♪一緒に入るだけですよ?」

黒騎士「………出る」

アサシン「意地悪言わないでくださいよ~!?」

黒騎士「意地悪じゃないだろ!?」

アサシン「だって、一緒に入るって言ったら出るとかいうじゃないですか~!!!」

黒騎士「当たり前だ」

アサシン「リッチーさんとはキスしたのに?」

黒騎士「!?………何故知ってる!!!」

アサシン「えっ?本当にしたんですか?」

黒騎士「………………」
黒騎士(墓穴掘るわ、動揺するわで良いとこ無いな…………)

アサシン「フゥーン、リッチーさんとはキスしたんですね~」

黒騎士「あれは、事故…………って訳でも無いような、何て言うか」

アサシン「はっきりと言って下さい!!!キスしたんですね?」

黒騎士「しました。ただし、甲冑の上からな………」

アサシン「なら、私も………///」ジャブジャブ

黒騎士「意味が分からないし、それ以上近付いたら見えるだろうが!!!!」

アサシン「構いません///」
黒騎士「俺の顔もだ!!!!」

アサシン「…………見られたく無いんですか?」

黒騎士「………すまないが、今は誰にもな」

アサシン「なら良いですよ……甲冑持ってっちゃいますから」

黒騎士「それは止めろ!!!?」ザバッ

アサシン「……………あ」

黒騎士「…………あ」

アサシン「…………///」

黒騎士(………見られた)

アサシン「やっぱり思った通り、カッコイイですね///」

黒騎士「………誰にも言うなよ」

アサシン「分かりました。ただし………」

黒騎士「……なんだ?」
チュッ

アサシン「私もキスしちゃいます///」
黒騎士(…………………)

アサシン「それじゃ、お休みなさい///」

73:  王子 2011/04/29(金) 07:58:24.94 ID:HoSVzaKAO

-森・野営場所-

黒騎士「……………ハァ」

黒騎士(リッチーだけで無く、アサシンとまで…………)

黒騎士「…………最低だな」

リッチー「………黒?」

黒騎士「!?……ど、どうした?」

リッチー「…………早速浮気?」

黒騎士「いや、あれはだな!?意図したモノでは決して無く、何て言うか…………」

リッチー「アハハ…………黒騎士は、やっぱり嘘が下手だね♪」

黒騎士「…………すまない」
リッチー「許さない」

黒騎士「……………」

リッチー「嘘よ♪でも、私は黒の物だし、黒も私の物でしょ?愛があるから、少しくらいなら構わないわ」

黒騎士「………そうか」

黒騎士(これが、愛なのか?)

リッチー「まぁ、流石にキスとかしたらバラバラにして、一生一緒に暮らそうかな♪」

黒騎士(……………死亡フラグ)

リッチー「…………でもなんでだろう?」

黒騎士「……………どうした?」

リッチー「黒の事を考えてるだけで幸せなの♪」

黒騎士「……そうか」

リッチー「………旅が終わらなきゃ良いのにね」

黒騎士「そうも行くまい、時間は余り残されて無いからな………」

リッチー「そうだね。でも旅が終わったとしても、私は黒を一生愛し続けるから♪」

黒騎士「まるでプロポーズだな?」

リッチー「そういうのは、黒からして欲しいな?///」

黒騎士「…………そのうち、な」

黒騎士(俺が生きていたら、きっと)

74:  王子 2011/04/29(金) 08:50:11.11 ID:HoSVzaKAO

-王国・魔王娘の部屋-

魔王娘「どうしたものですかね~」

ガチャガチャ

魔王娘「ヒィ!?」ビクッ

???「会いに来たぞ、我が姫よ!!!」

魔王娘「だ、誰ですか!?」

王子「君の婚約者の王子様でした~」

魔王娘「…………」

王子「いや~、噂通りの美しさだな~」

魔王娘(見た目はカッコイイナな……中身は傷んでるけど)

王子「所で結婚においての取り決めだけどさ……」

魔王娘「わ、私貴方と結婚なんかしません!!!!」

王子「……?」

魔王娘「いきなり人の事を誘拐しといて、考えられません!!!」

王子「………言いたい事はそれだけか?」

魔王娘「!?」

王子「君の命は我が握ってるのを忘れて無いかい?」

魔王娘「……………」

王子「………けれど、我もそこまで鬼では無い」

魔王娘「?」

王子「姫の欲しい物を一つだけ、婚約の証としてお贈りしよう。ただし、この世にあるもので頼むぞ?」

魔王娘(無理難題を突き付けなければ………)

魔王娘「なら…………黒騎士の甲冑が欲しい、です」

王子「黒騎士……ソイツの甲冑を剥いで来ればいいんだな?」

魔王娘「…………はい」

王子「…………任せるが良い!!!」

魔王娘(大丈夫、だよね?)

王子「それでは失礼する!!!」

ガチャン

魔王娘「あんな強い人が負けるとかありえませんよね!?」

魔王娘(………あれ?大丈夫ですよね?)

魔王娘「………すみません、黒騎士さん」

75:  王子 2011/04/29(金) 11:45:21.38 ID:HoSVzaKAO

-王国・王子執務室-

王子「今戻ったぞ!!!」

老執事「お帰りなさいませ」カツンカツン

王子「所で卿よ、尋ねたい事がある」

老執事「何でしょうか?」

王子「黒騎士とは何ぞ?」

老執事「黒騎士ですと!?」ビクン

王子「知っておるのか?」

老執事「………私の右足を奪った奴にございます。」

王子「それ程なのか?」

老執事「………奴は死神ですよ」

王子「私の記憶が正しければ、卿は相当の腕の持ち主だった筈だが?」

老執事「………大将だったのは昔の話ですよ。」

王子「それ程の者とは………」

老執事「それが、如何なさいましたか?」

王子「姫にそやつの甲冑を婚約の証としてくれてやると言ったのだが………」

老執事「無理でしょうな………」

王子「……………どうしたものか」

コンコン

???「お兄様~、いらっしゃいますか?」

ガチャ

王子「どうした妹よ?」

王女「勇者を連れて参りました。」

王子「うむ、ご苦労…………!!そうだな、勇者を使えば良いではないか♪」

老執事「………………」

王子「勇者!!!!新しい仕事だ!!!黒騎士とやらを殺して、甲冑を奪って来るのだ!!!」

勇者「………分かりました。」
王女「お兄様!!!私はあの様な奴が姉になるのは反対ですから!!!」

76:  王子 2011/04/29(金) 16:45:51.71 ID:HoSVzaKAO

-森・野営場所-

黒騎士「皆、早く支度しろ!」

リッチー「………おはよう、黒♪」

黒騎士「………おはよう」

召喚師「………オハヨウゴザイマス」ムニャムニャ

アサシン「……………おはょぅございます///」ボソボソ

黒騎士「二人とも、おはよう」
リッチー(これくらいなら良いかな?)

黒騎士「…………今日は午前中に森を抜けるぞ!!!」

黒騎士(…………あの後、襲撃は無かったがまだまだ気は抜けないな)

リッチー「ご飯はどうするの?」

黒騎士「移動しながらとる事になるな………」

召喚師「私ハ今日モ………」

アサシン「自分で歩いて下さい!!!」

リッチー「甘えるな!!!」

召喚師「ウゥ~、黒騎士?」ウルウル

黒騎士「………今日は歩いてくれ」

召喚師「ソンナ!?…………ハァ」

黒騎士「方角は合っているか?」

アサシン「問題ありません。」

リッチー「私に任せなさい!!!」

黒騎士「………あぁ、頼んだぞ」

リッチー「エヘヘヘヘ///」

召喚師「昨日トハ打ッテ変ワッテ、二人トモ上機嫌ダナ?」

アサシン「………そうですね」

召喚師「何カ知ッテルノカ?」

アサシン「な、何も知りません!!!」

召喚師「ソ、ソウカ。スマナカッタナ」アセアセ

黒騎士「置いて行くぞ!!!」

リッチー「待って~、黒~♪」

アサシン(………何もわかりませんよ///)

79:  王子 2011/04/30(土) 12:40:34.01 ID:B3CYkoOAO

-森・祭壇-

黒騎士「なんなんだ、この場所は………」

リッチー「祭壇でしょ?」

召喚師「……何カ嫌ナ感ジガスル」

アサシン「早く進みましょう!?」

黒騎士(………過去の遺物か、まがまがしいモノだな)

黒騎士「………行くぞ」

アサシン「置いて行かないで下さい!?」

1時間経過

リッチー「ねぇ、黒。」

黒騎士「…………何だ」

リッチー「…………言いたい事分かる?」

アサシン「ずっと同じ所を回ってませんか!?」

召喚師「間違イナク、ソノ通リ」

リッチー「………休憩しましょ」ペタン

黒騎士「仕方が無いな」ガシャン

アサシン「………この祭壇が怪しいんですけどね~」

召喚師「……私ガ調ベテ来ルヨ」

黒騎士「その必要は無い」

召喚師「少シハ役ニ立タナキャイケナイデショ?」
リッチー「本音は?」
召喚師「黒騎士ノ為ニ頑張ッテ褒メテ貰イ、ゴ褒美ヲ貰ウツモリ。キスガ良イナトカ思ッテル」
リッチー「正直でよろしい」

黒騎士「……………」

リッチー「でも残念だったわね!!!黒騎士は私の物だから♪」

黒騎士(修羅場になりそうだな………)

アサシン「黒騎士がハッキリしないのが悪い」

黒騎士「………心を読むな」

80:  王子 2011/04/30(土) 23:50:23.28 ID:B3CYkoOAO
黒騎士「………俺は祭壇を調べるか」

リッチー「私は近くを物色してくる♪」

アサシン「私も行きます!!!」

召喚師「………辺リ一帯ヲ索敵サセル」バサハサッ

黒騎士「くれぐれも気をつけるんだぞ」

リッチー「私は問題無いわ」

アサシン「わ、私もです!!!!」

黒騎士「…………頼んだぞ」

黒騎士(………何故か心配だ)

召喚師「黒騎士、私達ハ、コッチ調ベヨ?」

黒騎士「あぁ、分かった」

30分経過

黒騎士「何か変わったものは無かったか?」ガシャン

召喚師「何モ無サソウダ」

黒騎士「………そうか」

黒騎士(辺り一帯を全て吹き飛ばすか無いのか…………)

召喚師「グフッ!?」ビチャビチャ

黒騎士「どうした?………!?」

召喚師「………使イ魔達ガ全員ヤラレタミタイダ」ゲホッ ビチャ

黒騎士「少し喋るな!!!!」

リッチー「何騒いでるの、……!!アンタ、その傷は!?」

黒騎士「………使い魔達がやられたらしい」ギュッギュッ

リッチー「なんでコイツにまで被害が?」

アサシン「魂の契約をしたからでしょう………」

リッチー「……何それ」

黒騎士「………召喚術を使う奴に稀にいるんだ!!!使い魔に自分の魂を分けて、異常なまでに強力な力を得る」

召喚師「………ソノ代ワリ、使イ魔ガヤラレル度ニ魂ヲ削ラレルノサ」ゲハッ

黒騎士「喋るなと言ったろ!!!!!」

召喚師「ゴメン、黒騎士。コリャ持チソウニ無イワ。本当ニゴメンネ?」

リッチー「黙りなさいよ!!!!ひっぱたくわよ!!!」

黒騎士「リッチー!!!!森を消し飛ばせ!!!!!」

リッチー「!?………分かった!!!」

アサシン「止血完了しました。」

召喚師「モウ無理ダカラ、気ニスルナヨ」

黒騎士「…………絶対に死なせん」

召喚師「…エッ?」

黒騎士「もう二度と俺の前では誰も死なせんぞ!!!!」セオウ

バシュン

リッチー「消したわ!!!」

黒騎士(………間に合え)

黒騎士「走るぞ!!!!」

82:  王子 2011/05/01(日) 01:08:34.66 ID:iqax0jwAO

黒騎士 ハァハァ

リッチー「大丈夫なの!?」

黒騎士「分からない、だが急がなくてわ!!!」

アサシン「誰がやったのでしょうか?」

黒騎士「今はそんなことどうでも良い!!!」

リッチー「………出口よ!!」

召喚師 グフッ!?ゲホッゲホッ

黒騎士(………このままでは持たない!!!)

召喚師「置イテ行ッテクレ。皆ニ迷惑ヲカケタクナイ」ゲホッ ビチャ

黒騎士「黙れ!!!!!」

召喚師 ビクッ!?

黒騎士「二度も言わせるな、誰も死なせはしない。」

アサシン「向こうの方に街が見えました!!!」

黒騎士「…………コイツを連れて行ってくれ。」

リッチー「何言ってんの!?」

黒騎士「用事が出来た。」

アサシン「……………どうしても、今果たす必要があるのでしょうか?」

黒騎士「………すまない」

リッチー「良いわよ!!!ただし、無事に帰ってきてね………」

アサシン「急ぎましょう!!!」

黒騎士「ありがとう」

タッタッタッ………

黒騎士「…………クソったれが!!!何の用だ!?」

勇者「………気付いてたんだ♪?」

黒騎士「こっちは今、どうしようも無く気が立っているんだ…………」

勇者「それで?」

黒騎士「消す」

勇者「やってみろよ♪」ニタァ

黒騎士 ヒュン!!!!

勇者「速い速い♪」 キン!

ガチャン!!!バキッ、キン キィィィ ガキッ!!

黒騎士「何故、召喚師を襲ったァァァァァ!!!」

勇者「誰でも良かったんだよ!!!たまたま近くを使い魔が通ったから鏖ろしにしただけだ♪」

黒騎士「…………許さん!!!」

勇者「許して貰おうなんて思っちゃいないよ♪俺はただ君をぶっ殺して、その甲冑を奪うだけだし」

黒騎士「……………」

勇者「それに、これから死ぬって人間に謝罪は必要無いだろ?」

黒騎士「……………!!」

勇者「おっと!?人間でも無い、ただの化け物だったね♪」

黒騎士「ここで果てろォォォッ!!!!」

85:  王子 2011/05/01(日) 10:49:41.94 ID:iqax0jwAO

勇者「所で、これ何だか分かる?」ピィピィ

黒騎士「!?」

勇者「暇だから、使い魔を1匹だけ生かして置いたんだ♪」

黒騎士「…………外道め!!」キン

勇者「魔族に外道とか言われるなんて心外だな~♪そんな事言える立場なのかい?ねぇ、」カキン

黒騎士「…………」キィン

勇者「戦場の死神さん?」バキッ

黒騎士「……………」カン

勇者「死神さんは戦場で敵も味方も関係無しに切り捨て捲ったらしいね?」バキン

黒騎士「………それがどうしたァァァァァ!!!」キィン

勇者「…………お前の方が外道だろ?」

黒騎士「関係無い!!!」

勇者「お前にとっては切り捨てた内の2人かもしれないけど、俺にとっては掛け替えの無い両親だァァァァァ!!!!!!!」ガシャァァァァン!!

黒騎士「だからどうした、過去にすがるしか出来ない奴が偉そうにするな」

勇者「ハァハァ………やっぱりこれを[ピーーー]か♪」ビィビィ

黒騎士「…………その前にお前の首を撥ねよう」

???「ハァ!!!」シャキン

黒騎士「フンッ!!!」

僧侶「勇者、早く黒騎士を討って下さい!!!」

???「死に晒せ!!!」ブゥン

黒騎士「………くだらん」キン

戦士「今の内よ!!!」

勇者「………邪魔をするな!!!」

僧侶「目的を忘れないで下さい!!!」

勇者「…………糞がァッ!?」

黒騎士「………[ピーーー]」ブンッ

勇者「腕がァァァァァ!?」ボトン

僧侶「治します!!!」

戦士「行かせるか!!!」

黒騎士「消えろォォォ!!!」ブオン

僧侶「戦士ィィィィ!?」

黒騎士「…………お前達は鏖ろしだ」ガシャガシャ ドサン

勇者「ハァハァ………グッ!甲冑を脱いでどうするつもりだ!!!!」

黒騎士?「グルルルルルルル!!!!グギャァァァァァ!!!!」

僧侶「この姿は!?」

戦士「xxxx!!逃げましょう!!!」

僧侶「生きてたんですね!?」

戦士「死んでたまるか!!!勇者を背負って行くから、お前は甲冑の兜だけでも持って逃げろ!!!」

黒騎士?「グギャャャァァァァァ!!!!」

86:  王子 2011/05/01(日) 12:38:10.79 ID:iqax0jwAO

黒騎士(…………意識が闇に融けていく)

黒騎士?「ガギャァァァァアァァァァ!!!」

勇者「………[ピーーー]化け物!!!”放つは穿孔”」

黒騎士?「グルルルルルルガァッ!!!」

勇者「効か、ない!?」

僧侶「跳びます!!!」

戦士「了解したわ!!!」

黒騎士?「…………クラエ、”穿つは臓膚”」

勇者「ギャァァァァァ」ゲボッ ビチャビチャ

僧侶「呪い!?」

戦士「跳ぶわよ!!!」

ビュン

黒騎士(クソッ、逃がしたか………。しかし、身体が思うように行かないな………これでは追い掛けられぬ)

黒騎士「フシュー、ハァハァ。クソッタレメ」

黒騎士(取り敢えず、深手は与えた)

黒騎士「皆の所に行くか………」

???「お若いの、無理をするべきではないぞ」

黒騎士「…………誰だ?」

???「……かつて神と呼ばれし者だよ。もう一度言う、無理をするべきではない」

黒騎士「…………分かってる」

???「なら良い。おぬしの未来は見えぬ故に余計な事を言ってしまった。すまぬ」

黒騎士「…………別に構わない」

黒騎士(神、か)

-街・診療所前-

黒騎士「ボロ切れか………無いよりはマシだな。」

黒騎士(顔だけは見せられない)

リッチー「黒なの!?」

黒騎士「…………あぁ、戻ったぞ」

アサシン「ボロボロじゃないですか!?」

黒騎士「問題無い。それより、召喚師は?」

リッチー・アサシン「…………………」

黒騎士「まさか…………、嘘だろ!!!」

召喚師「……………死ンダヨ」

黒騎士「………………」

召喚師「…………最期マデ黒騎士ノ事ヲ呼ンデイタゾ。ドウシテクレル!?恥ズカシクテ死ネルゾ!!」

黒騎士「………無事で何よりだ」

89:  王子 2011/05/01(日) 17:39:50.37 ID:iqax0jwAO

リッチー「結局、誰が犯人だったの?」

黒騎士「…………勇者だ」

アサシン「そう、ですか」

召喚師「顔ヲ布切レデ隠シテルノハ何故?」

アサシン「……………」

黒騎士「…………見せられるモノでは無いからな」

リッチー「そう………」

黒騎士「………話は変わるが、お前達は診療所に良く入れたな?」

召喚師「………人間デスシ」

黒騎士「今、さらっと重大な事を言ったな?」

アサシン「私もですよ?」

黒騎士「はぁ!?」

リッチー「私も元人間だよ♪」

黒騎士「………俺だけ違うのか」

リッチー「顔見せて♪多分人間だよ、黒は」

黒騎士「絶対ダメだ」

リッチー「…………そう」

黒騎士「………醜くて見せられたモノじゃ無いんだよ。………それにしてもそうか、魔族は俺だけか」

アサシン「愛があれば問題ありません!!!」

黒騎士「そうか、ただ重要なのは俺とお前の間に愛はない。」
リッチー「私は一方的な愛を押し付けようかしら?」

黒騎士「それも嫌だな」
リッチー「なら愛して?」
黒騎士「考えとく………」

召喚師「私ハ…………」
リッチー「まだ喋っちゃだめよ!!」アサシン「そうです、完治が遅くなりますよ?」

召喚師「黒ォ~騎ィ~士ィ~」ヒックヒック

黒騎士「泣くな………。お前達も余り虐めるなよ………」

リッチー「分かった」
アサシン「以後気をつけます。」

黒騎士(………絶対分かってねぇよ)

黒騎士「それにしても、いつの間に仲良くなった?」

リッチー・アサシン「「!?そんなわけ無い!!!」」

召喚師「息ガピッタリシテル」

リッチー・アサシン「「お前は黙ってろ!!!」」

召喚師「ウゥ………グスッ」

黒騎士「…………ハァ」

94:  王子 2011/05/01(日) 23:28:11.06 ID:iqax0jwAO

-王国・王子執務室-

僧侶「……ご所望の品です。どうぞお納め下さい!!!」ブン

王子「何故、我に当たる?そちら側の失態に我は関係無いだろう」ガシャ

僧侶「わざわざ、勇者にやらせた癖に!?」

王子「我の知る所存では無いな。用が済んだらさっさと出て行け。我は忙しいのだ」

僧侶「……失礼しました。」ガチャン

王子「可愛くない女だ。私の誘いを断りおって」

-王国・廊下-

僧侶「……クソッ!!」

僧侶(勇者が居なければ何も出来ない奴が!!!)

戦士「……僧侶」

僧侶「!!」

戦士「勇者は持ち直したわ」

僧侶「そうか、……それは良かった。」

戦士「彼、貴方を呼んでるわよ」

僧侶「ありがとう」スタスタ

戦士「ハァ、やっぱり彼を諦めるしかないのね」

-王国・医務室-

勇者「……」

ガチャ
僧侶「気分はどう?」

勇者「……」

僧侶「腕は動くか?出来る限り元に戻る様にやってみたんだけど……」

勇者「……」

僧侶「用が無いなら帰るぞ」

勇者「なぁ、僕は何をしていたんだ?」

僧侶「えっ!?」

勇者「仲間を失って賭博に走り、借金を作って皆に迷惑をかけた。」

僧侶「……」

勇者「挙げ句の果てに、正気を失って回りを傷付けた。」

僧侶「……元に戻ったの」

勇者「黒騎士の攻撃でな。あの瞳には深い闇が広がっていた。その中に優しさや悲しみが広がっていた。」

僧侶「……そうか」

勇者「僕は黒騎士の掛け替えの無い仲間を死に追いやったんだ」グスッ

僧侶「勇者」

勇者「僕は本当に勇者に相応しいのかな?」ボロボロ

95:  王子 2011/05/01(日) 23:43:34.24 ID:iqax0jwAO

僧侶「確かに、君は正気を失って居たとは言え沢山のモノを傷付けた。それは事実だ」

勇者「だったら……」

僧侶「でも、人は間違える生き物なんだよ。間違えて、それを直して生きていくんだよ」

勇者「……」

僧侶「勇者が本当に償いたいなら、間違えてしまったモノを修正して行けば良いんだよ」

勇者「出来るかな?」

僧侶「出来る出来ないじゃなくてやるんだよ!!!」

勇者「!?」

僧侶「それに勇者ならやれるよ。僕が好きになった人だから///」

勇者「一緒に行ってくれる?」

僧侶「勇者が望むなら、一生ね」

勇者「ありがとう♪僕の好きな人」

僧侶「……へ?///」

勇者「好きだよ、僧侶。やっと言えた///」

僧侶「あの!!えっと///」

ガチャ
戦士「いちゃついてる所で悪いんだけど、魔王娘はどうするの?このままではおめでた~く結婚だよ」

勇者「……その娘にも迷惑をかけたなら、責任は必要だよね」

戦士「……私にも責任をt」
勇者「魔王娘ちゃんの所に案内して!!!」

僧侶「分かったわ」

-王国・魔王娘部屋-

王子「約束の品だ。確認するが良い」

魔王娘「本物!?」

王子「これで晴れてお前は我の妻となるのだ」

魔王娘(黒騎士さん、ごめんなさい)ボロボロ

王子「式は1週間後だ。楽しみにしていろ」

ガチャン

魔王娘「黒騎士さんが死んじゃった……」

魔王娘(私なんかのせいで!!)

魔王娘「城の皆に合わせる顔が無いよ……」

コンコン

魔王娘「ハ、ハイッ!!」

僧侶「……失礼するよ」

魔王娘「すみません、汚くて……」

僧侶「いや、構わないよ。今日は君に会いたいと言った奴を連れてきた。会ってはくれないか?」

魔王娘「……構いません」

勇者「……失礼するよ」

魔王娘「!?」

96:  王子 2011/05/02(月) 00:03:51.88 ID:cFvNkZ1AO

魔王娘「何のご用でしょうか!」

勇者「その節はすまなかった。」

魔王娘「はぁ?」

勇者「君を誘拐してしまった事についてだ」

魔王娘(この前の嫌な感じが消えてる!?)

勇者「黒騎士にやられて、自分の愚かさに気付いたよ」

魔王娘「黒、騎士?そうよ!!!私のせいで黒騎士さんが死んじゃった!!!」

勇者「大丈夫、彼は生きてる。と言うより、俺がやられた。」

魔王娘「なら、この甲冑の面は!?」

僧侶「彼が脱ぎ捨てた物を拾ったのだ」

魔王娘「……いけない!?」

勇者「何がだ?彼は傷一つ負ってないぜ?」

魔王娘「この面にかけられた呪いが黒騎士さんの身体を蝕んでいる筈です!!!」

僧侶「そんなわけ無い!!僕に解呪出来ない呪いなどあるはずが無い!!!」

魔王娘「……神の呪いです」

僧侶「馬鹿な!?神が呪いだと?ありえない!!!」

魔王娘「逆に何故ありえないと断言出来ますか?」

僧侶「全ては神の創造物だから」

魔王娘「あの人はその神の創造物を壊し捲ったんです。人、文明、世界を……」

僧侶「……そんな事!!」
魔王娘「全ては真実です。」

勇者「それがその甲冑の面と関係あるのか?」

魔王娘「これが無いとあの人は生物で無くなります……」

僧侶「何になるって言うんだ!?」

魔王娘「形容できません。存在が1と0の間にあるからです。」
勇者「ならまずはそれを返して来るわ!!!」

魔王娘「急いで下さい!!!」

魔王娘(……間に合って!!!)

99:  王子 2011/05/02(月) 09:12:04.65 ID:cFvNkZ1AO

-街・街道-

黒騎士(……グッ!?まだだ、まだ堪えろ)

リッチー「顔色悪そうだけど大丈夫?黒」

黒騎士「……あぁ、問題無い」

アサシン「無理しないで下さいね?」

黒騎士「分かってる!!!」

召喚師「ソンナ言イ方シナクテモ良イダロ!!」

黒騎士「……すまなかった。しかし、余り時間が残って無いんだ。」

アサシン「やっぱり、甲冑の面が無いからですか?」

黒騎士「……」

リッチー「何の事?」

アサシン「黒騎士の呪いの話でs」
黒騎士「言うな!!!」

アサシン「だけど言わなければ貴方は隠しつづけたでしょう?」

黒騎士「……」

召喚師「話シテ」

アサシン「黒騎士にかけられた呪いは天罰の様なモノです。行いを悔い改めれば治る筈のモノでした。」

リッチー「黒は罪を重ね続けたって事?」

黒騎士「それが俺の、俺が俺たる由縁だ。」

召喚師「ソレデ?」

アサシン「呪いは解けず、身体を蝕み続けている……って感じですよね?」

黒騎士「概ねあっている。足りない部分を補うとすれば……」スル パサッ

リッチー「顔が無、い?」

黒騎士「まだ半分残ってるだろ?けどいずれは存在が無くなる」

召喚師「ソレガ、甲冑トドンナ関係ガアル?」

黒騎士「あれは『愚者の甲冑』だ。罪を重ねた者のみが着けられる。」

アサシン「そして呪いを打ち消す事が出来ます。呪いも効かない愚者に成り下がる」

リッチー「ならなんで黒の呪いは消されてないの!?」

アサシン「恐らくは、呪いが強すぎて打ち消すと言うより、遅らせるしか出来ないのだと思います。」

召喚師「何故、オ前ガソコマデ知ッテイル?オカシクハ無イカ?」

アサシン「ひょんなことから、彼の顔を見てしまっただけです。詳しくは自分で調べました。」

黒騎士「……あれは事故だな」

リッチー「甲冑を取り戻せないと……」

黒騎士「……永くは持たないな」

100:  王子 2011/05/02(月) 12:27:56.55 ID:cFvNkZ1AO

リッチー「なら急ぎましょうよ!!」
スタ
勇者「その必要は無い」

アサシン「噂の勇者さんですか?」

勇者「そうだ」

召喚師「喰ラエ!」グルル

黒騎士「……待て」

勇者「生きていたのか、良かった」

リッチー「早く話してちょうだい」

黒騎士「何の用だ?お前を斬りたくて仕方が無いんだが……」

リッチー「ちょっと黒!!」

勇者「これを返却しにきた」ガシャン

黒騎士「……どういう風の吹き回しだ?」

勇者「愚者の甲冑とは知らなかった」

黒騎士「……」

勇者「俺もこれを着けることが出来そうだな。」

召喚師「早ク用件ヲ話セ!!!」

勇者「魔王娘の結婚式が1週間後に決まった。俺はそれをぶっ壊す」

黒騎士「罪滅ぼしのつもりか?」

勇者「許されるとは思っていない。けれどやらなきゃ行けないんだ!!」

黒騎士「……そうか、だが力は貸さない。お前達自身の力でやってみろ。俺達は違う方法をとる」

勇者「あぁ、確かに伝えた」ヒュン

黒騎士「……急ぐか」

リッチー「走るの!?」

召喚師「竜ヲ喚ボウカ?」

アサシン「出来るんですか!?」

召喚師「……余裕」

黒騎士「頼んだ」

召喚師「少シ待ッテテ……」

リッチー「意外なものを喚べるのね」

黒騎士「……襲われないか?」
アサシン「平気じゃないですか?」

黒騎士(……めちゃくちゃ心配だ)

101:  王子 2011/05/02(月) 14:54:45.51 ID:cFvNkZ1AO

召喚師「喚ンダ」

ドラゴン?「ニャー」

黒騎士・リッチー・アサシン「……」

召喚師「飛ベル?」

ドラゴン?「ニャオン」

召喚師「行ケルッテ」

リッチー「竜じゃないでしょ」

召喚師「竜ダヨ」

アサシン「鳴き声が……」

召喚師「普通ダヨ」

黒騎士「竜に触手は生えてねぇよ!!」

召喚師「生エテルヨ!!!」

黒騎士「誰か、この竜モドキに乗る奴居るか?」

リッチー・アサシン「無理」

召喚師「ヨッコラショ」

ドラゴン?「ニャオ~ン」

召喚師「早クシテ」

黒騎士「我慢しよう」

リッチー「……ハァ」

アサシン「我慢我慢ってヒャア~!?///触手がヌメヌメしてるんですけど!!……イヤッ!!そこはラメェ~///」ニョロニョロ

黒騎士「この触手はどうにかならないのか?」

召喚師「……無理」

リッチー「ちょっと!?どこ入ってきてるの~!!///」ニュルニュル

黒騎士「到着までこれかよ……」

召喚師「飽キタラ辞メルヨ、多分」

黒騎士「俺の甲冑にまで入って来やがったぞ!?」

ドラゴン?「ニャ~ン♪」

黒騎士「やめろ!!気色悪い!!!」

召喚師「ダメダヨ?」

ドラゴン?「ニャン♪」

黒騎士「速く行け!!!斬るぞ」

召喚師「パパ、怖イデスネ?」

ドラゴン?「ニャンニャ」

黒騎士「……誰がパパだ」

102:  王子 2011/05/02(月) 23:12:36.67 ID:cFvNkZ1AO
黒騎士「まだなのか!!!」

召喚師「モウスグダカラ」

アサシン「もう…ハァハァ///2日目ですよ……アハン///」

リッチー「そこばっか、いじっちゃダメなの~///」

黒騎士「……」ブチンブチン

ドラゴン?「ヒギャ!?」

召喚師「虐メナイデ!!」

黒騎士「……触手が多過ぎるだろ?間引いてるんだよ」

ドラゴン?「フギャニャ!!!」

召喚師「ダメナノ!!」

黒騎士「……チッ」

召喚師「大丈夫?」

ドラゴン?「……ニャゴ」

アサシン「……ハァハァ///城が見えてきましたよ!!………アフッ///」

リッチー「……いい加減にしなさい///」ボシュッ

ドラゴン?「ギニャーーーーー!?」グラッ

黒騎士「おいっ!?」

召喚師「羽ガ片方無イ……」

黒騎士「リッチー!?」

リッチー「ごめんなさい!!ごめんなさい!!ごめんなさァァァァァィ」

アサシン「イヤーーーー!?死ぬゥゥゥゥ!!!」

黒騎士「クソッ!!アサシン、仮面だ!!」ガサッ ポイ

アサシン「私の仮面だ!」カポッ

召喚師「地面ニ激突スルヨォォォ!!!」

アサシン「……ギヒヒwwwwww♪」シュバッ

リッチー「ほえっ!?」タッ!!

召喚師「ホヨ?」タッ!!

スタッ

黒騎士「……」グシャ

アサシン「あ……忘wwれwwてwwたwww」

黒騎士「……問題無い。」グチャン

リッチー「脚が変な方向向いてるわよ?」

黒騎士「こっちか?」ボギッ

召喚師「腕、拾ッテキタ……」

黒騎士「ありがとう。それと、糊かボンド無いか?腕を着けたい。」ブランブラン

リッチー「はい」

黒騎士「ありがとう」

アサシン「ゴメンネwwwwwwwwwwww」

黒騎士(久しぶりだな、コイツ。全く悪いと思ってねぇし)ペタペタ

黒騎士「城門前まで着いたんだ。構わない早く行こう」

アサシン「ありがとうwwwwww」

104:  王子 2011/05/02(月) 23:39:51.55 ID:cFvNkZ1AO
-王国・大聖堂-

王子「予定を早めざるを得なくなった。すまないな」

魔王娘「……いえ、構いません。」

王子「最初に比べて従順になったものだな?」

魔王娘「……」

王子「まぁ、我は構わないがな♪」

魔王娘(大丈夫ですよね?)

=回想=

勇者『君達が式を開始した所で、城壁の一部を吹き飛ばす』

僧侶『私が神父として祝詞を読む手筈なので、作戦の開始と共に、私の所に来て下さい。』

勇者『よろしくね、僧侶』

僧侶『任して下さい///』

戦士『はぁ~、損な役割だわ』

魔王娘『戦士さんもありがとうございます!!』

戦士『礼なら終わった後にして……』ハァ

=回想終了=

僧侶「それでは、式を執り行います。お二方、前へ」

王子「……行こうか」

魔王娘「はい」

僧侶(……そろそろの筈)

ドカーン

グラグラ
僧侶(来た!!)

王子「姫、こちらへ!!!」

僧侶「えっ!?」

魔王娘「あの!!」

王子「早く!!!」

魔王娘「は、はい!!」

トタトタ

老執事「さてと、反逆者殿。何か弁明はありますか?」

僧侶「別に何も……。それより、早く逃げ無くて良いの?直に勇者が来るよ。」

老執事「そうですね。封印式に捕まった鼠が2匹来るそうですよ」

僧侶「なっ!?」

老執事「罠は戦いにおいて常識。まさかお忘れでは?」

僧侶「クソッ!!!」ガシ

老執事「言い忘れてましたが、その服にも封印式が組み込まれていますよ。」

僧侶「ウワッ!?」ピシュン

老執事「残念です。とても良い道具を捨てるのはとても惜しい」

僧侶「僕や勇者は道具なんかじゃ無い!!!」

老執事「いえ、都合の良い道具ですよ。ただ、使えなくなった道具は捨てなくてはならないのは世の道理だ。……さようなら、勇ましき反逆者よ」カチャン

ズドン

105:  王子 2011/05/03(火) 00:03:37.55 ID:h/ExgMHAO
バタン

僧侶「グフッ!?」ビチャビチャ

老執事「これはすまなかった。歳をとったせいで狙いが定まらない。もう少し苦しむかもしれないが我慢してくれ。いずれ死ねる。」カチャ

スタ
召喚師「気持チ悪イ趣味ダナ?朦朧爺」

老執事「誰だ!!」バン

召喚師「黒騎士ノ妻ダ」

僧侶「……」

老執事「黒騎士だとォォォ!?」

スタスタ
召喚師「大丈夫カ?」

僧侶「……ありがとう」

老執事「私を無視するなァァァァァ!!!」ズドンズドン

召喚師「竜ヨ、奴ヲ喰ラエ」スゥ

ドラゴン?「グルルルルル!!!!ギャァァァァ!!!」ガリッ

老執事「ギャァァァァ!?」

ドラゴン? ゴクン

召喚師「立テル?」

僧侶「すまないが、肩を貸して貰えないか?」

召喚師「……良イダロウ」

僧侶「勇者を助けに行かないと」

召喚師「アサシン&リッチーガ向カッテイルヨ」

僧侶「……すまない」

-王国・城壁-

勇者「なんでばれた!?」スパン

戦士「知らないわよ!!」ブン

兵士「捕えろォォォ!!!」

勇者「あぁ~!!!身体が動かし難い!!!」

戦士「封印式のせいでしょ!!!」

兵士達「ナニカキタゾー!?」

アサシン「ギヒヒヒヒヒwwwwww楽しいwwwwww」

勇者「あれは!?」

リッチー「道を空けなさい!!!虫けら共!!!」バシュン

戦士「ハァハァ、あれが貴方の言ってた魔王一行?」

勇者「……そう、みたいだな」

アサシン「久しぶりの感じだwwwwwww」

勇者「約1名知らないがな……」

戦士「そんな事より、早く魔王娘の所に行きなさいよ!!!」

勇者「えっ!?」

戦士「罪を償うんでしょう?だったら早く行きなさい!!!」

勇者「……ありがとう」

戦士(本当に損な役割だわ)

106:  王子 2011/05/03(火) 15:08:50.02 ID:h/ExgMHAO

-王国・謁見の間-

王子「ハァハァ、大丈夫か?」

魔王娘「だ、大丈夫です。」

王子「良かった……」

黒騎士「……いや、良くないぞ?」ガシャ

王子「お前が黒騎士か!?」

黒騎士「そうだが」

王子「この娘は渡さないぞ!!!」

黒騎士「お前の意思などしらん。魔王の命により魔王娘殿を連れ帰る。」

魔王娘「お父さんが!?」

黒騎士「そうだ、早く帰る仕度をしろ」

王子「嫌だ!!この娘は死んでも渡さない!!!」

黒騎士「強情な人間だな。何が貴様にそうさせる?」

王子「魔物風情が分かるわけ無い!!!」

黒騎士「なら魔物風情の1犠牲者になると良い」カチャン

バタン
勇者「待て!!!殺すな!!!」

黒騎士「……貴様か。用件は直ぐに済む、待っていろ」

勇者「殺しては行けない!!!」

黒騎士「ならば邪魔をするな。俺の仕事は魔王娘を連れと帰る事だ」

勇者「王子よ、彼女を家に帰して差し上げましょう」

王子「勇者!!!貴様はどちらの味方なのだ!!」

勇者「弱き者の味方にございます。」

王子「クソッ!!クソッォォォ!!」

黒騎士「帰りますよ?」

魔王娘「あ、はい……」

???「何事だ?騒々しい……」

王子「父上!?」

国王「王子よ、今日は結婚式の筈だろう?何故このような所で騒いでおる?」

王子「……いえ、その」

国王「衛兵共もおらんでな、何かあったな?」

黒騎士「こんな城に来てやったんだ、茶の一つでも出してみろ」

国王「無礼な奴よ。勇者と呼ばれていた私を侮るなよ?」

黒騎士「掛かって来いよ爺さん。捻り潰してやる」

王子「父上!!お辞め下さい!!私の事ですので、私自身が終わらせます。」

国王「黙っておれ!!!今回の誘拐もお前の我が儘から始まったのを忘れたのか!!!」

王子「……クッ」

国王「下がっていろ、直ぐに終わらせてくれるわ」カチャ

黒騎士「俺も舐められたものだな……」シャキ

107:  王子 2011/05/03(火) 16:04:19.88 ID:h/ExgMHAO

国王「勇者よ!!!貴様は勿論こちら側だろうな?」

勇者「……僕は」
国王「弱き者の味方とな?笑わせるな!!!仲間も守れないで良くそんな事を口に出来るな!!!」

勇者「!?」

国王「魔法使いが死んだのは貴様のせいだ」

勇者「そんな、僕は!!僕は!?」
ガチャ
僧侶「そうやってまた洗脳ですか?飽きないですね」ハァハァ

召喚師「落チ着ケ」

国王「何を!?事実ではないか!!!」

勇者「僧侶?」

スタ
戦士「悪いけど、私達弱く無いわよ?あれは不幸な事故、勇者は悪くないわ」

勇者「……戦士まで」

リッチー「黒~♪全て倒したよ!!」

アサシン「気持ちいい~wwwwwwギヒヒヒwwwwww」

黒騎士「ご苦労様。奴らは勇者を信じる事を選んだ。さて勇者よ、後は貴様が選ぶ番だ」

勇者「僕は……」

僧侶・戦士「「勇者!!!」」

勇者「……弱き者の味方だ!!!」

黒騎士「お前は苦しみに満ちた道を選んだか、まぁそれも良かろう」

魔王娘「……黒騎士さんって、勇者の事を気に入ったんですかね?」ボソボソ

リッチー「黒騎士はホモだったの!?」

召喚師「マサカ!?」

アサシン「マジかよwwwwwww!?」

魔王娘「まぁ///」

戦士「あら、お仲間?」

勇者「……僕の事をそういう目で!?」

僧侶「ダメです!!!勇者は僕のです!!!」

黒騎士「ホモじゃないわ!!!!!」

国王「……最期の会話は済んだか?」

王子「……父上」

黒騎士「……ハァ、取り敢えずあの爺さんを倒すか」

勇者「国王は元勇者です。しかも、歴代最強とまで言われています」

黒騎士「それは結構な事だ。殺りがいがある。直ぐに死んでしまったらつまらんからな……」

国王「……死ぬのは貴様等だ」ジャキン

109:  王子 2011/05/03(火) 22:57:55.36 ID:h/ExgMHAO
国王「名乗るか?」

黒騎士「生憎、朦朧した爺さんに名乗る名は持ち合わせて居ないんだ。」

国王「……いつまでも減らず口を叩きおって!!!」

勇者「来ますよ」チャキ

国王「散るが良i」
リッチー「与えるは”虚空”」シュヴン
僧侶「神に捧げるは祈り!!!」チャキン
召喚師「奴ヲ喰ラエ!!!一片モ残スナ」ギルルルル!!
アサシン「くたばれwwwwwwwww」ザクッ
戦士「ドラッ!!!」ブウン
黒騎士「刻め”刻印”!!!」スパン
勇者「爆ぜろ!!」ドシュン

王子「父上!?」

黒騎士「喋る暇があるなら相手を倒すことだな……」

国王「……すまないな、久しぶりで忘れておったわ。次からそうしよう」ザシュ

戦士「グフッ!?」ビチャ

国王「一人だけか……、時間は掛かるがまぁ良いだろう。」

勇者「喰らえ!!!」バスッ

国王「効かぬわァァァァァ!!!」バキッ

黒騎士「……これならどうだ?」ガリガリ

国王「クッ……これは中々だな」

リッチー「邪魔なのよ!!」バシュン

僧侶「神よ、神意を我に!!」

国王「……小賢しい」ブンッ

リッチー「危ないわ!!」ドン

ザシュッ ズルズル バタン

黒騎士「リッチー!?」

リッチー「あれ……身体が真っ二つに、なっちゃった?」ドクンドクン

国王「ふむ、死んだな」

召喚師「貴様ァァァァァ!!!私ノ友ヲヨクモォォォ!!」

勇者「まて!?」

国王「……言うのが少し遅かったな?」ザクッ

召喚師「アッ……」ボタボタ

国王「さらばだ」ドス

バタン

黒騎士「あ……あぁァァアァッァァ!?」

アサシン「黒騎士!!!正気を保て!!!」ガキッ

国王「軽いわ!!」キン

魔王娘「皆さん!?」

国王「フンッ」ザシュッ

アサシン「グアッ!?」

黒騎士「ガァァァアァアッ!?アァァアァァァ」

国王「……弱いな。これで良くこの城に乗り込んだな?」ブン

勇者「許さん!!!」
国王「口だけは立派だな。貴様に何が出来る?腰抜けめ!!」

110:  王子 2011/05/03(火) 23:18:52.15 ID:h/ExgMHAO

黒騎士「……アァァァァァ」フラッフラッ

国王「もう壊れおったわ、情けない。」

黒騎士(俺の事を愛してくれたリッチー。最初は変だったが優しかったアサシン。甘えたりしてきた召喚師。皆いなくなった……。また一人だ。戦いが終わったらいつも一人。死神は仲間の命さえ奪っていく。皆……)

国王「直ぐに逝ける。安心しろ。ただ、天国は無理だろうがな」

王子「父上!!お辞め下さい。これは虐殺です!!!」

国王「王子!!!だから貴様は勇者に成れなかったのだ!!!その甘さなど捨ててしまえ!!王に必要なのは、民を導く力だけだ!!!」

王子「……父上!?」

国王「邪魔だァァァァァ」ドカッ

ガシャン
王子「ガフッ!!」ミシッ

国王「貴様も王子とおとなしくしてろ!!」ブン

魔王娘「キャッ!!」

王子「危ない!!!」グシャ

魔王娘「……なんで!?」

王子「君が好きだからだよ」ニコ

魔王娘「そんな……」

国王「さてと勇者、死ぬが良い!!」

僧侶「勇者!?危ない!!」ドン

勇者「僧侶ォォォ!?」
ザクッ

僧侶「勇者、来を付けなきゃ危ないよ……。やっぱり僕が居ないとダメ、だね」

勇者「死ぬな!!」

僧侶「ごめんね?好きだょ………」ドサ

黒騎士「ア……アァアァァア」ガシャン

国王「甲冑を脱ぐとは気でも触れたか?それとも死に急いでるのか?」

黒騎士?「ギャァァァァァアッ!!!!!」

勇者「黒い……竜」

黒竜「ギャァァァァアッァァァァア!!」ドカッ

国王「馬鹿め!!!竜など恐るるに足らんわ!!!」ザシュン

黒竜「ギシャァァァァァ!!!」

国王「効かぬのか!?いや、そんな筈は……」

勇者「……喰らえ!!!」

111:  王子 2011/05/03(火) 23:36:54.36 ID:h/ExgMHAO

国王「何度やろうとも効かぬ!!」ブシュッ

勇者「腕が!!!?」ボト

黒竜「ギシャァァァア!!!!」ザクッ

国王「貴様ももう死ね!!!」ズバン

黒竜「ギシャァァァァァ!?」バタン

勇者「な!?」

国王「……後は貴様だけだ」

勇者「そんな……」

バタン
側近「……ホイサホイサ」コロコロ

国王「赤い絨毯?」

魔王「娘よ!!!パパが迎えに来たよ!!!(`・ω・´)」

魔王娘「お父、さん?」

魔王「本物だぞ!!!!抱き着いても良いんだぞ!!!」

魔王娘「お、お父ざん」ボロボロ
ダキ
魔王「怖かったか?もう大丈夫、パパが来たからにはもう安心だ!!!」

国王「貴様が魔王か!!!」

魔王「誰?」ボソボソ

魔王娘「国王よ」

魔王「あ、そう。……それより怪我とかしてないか!?」

魔王娘「そうよ!!!お父さん!!皆を助けて!!!」

魔王「お父さん戦え無いよ!?」

勇者(何しに来たんだろ)

魔王娘「私のお父さんなら出来るでしょ!!」

魔王「(´・ω・`)」

魔王娘「あんな奴やっつけてよ!!!」

国王「ほぅ、貴様が相手か?」ギラッ

魔王「(´;ω;`)」ブルブル

魔王娘「……お父さんなんか、大きr」
魔王「貴様!!!ぶっ殺してやる!!!覚悟しろ!?」ビシッ

側近(おいたわしや、魔王様……)

魔王「貴様ら!!!いつまで寝てるつもりだ!!!さっさと起きろォォォ!!!」

魔王娘「だから、皆やられ……」
魔王「生命転換」

黒騎士「……ここは」

魔王「早くしろこの寝坊すけ!!!アイツをぶっ飛ばせ!!娘に嫌われるだろ(`;ω;´)」

黒騎士(起きて早々にコイツ殴りてぇよ……)

112:  王子 2011/05/04(水) 00:04:06.96 ID:hpyJToIAO

黒騎士「……取り敢えず感謝する」

魔王「他の者も直に目を覚ます!!!だから早くしろォォォ!!!」

黒騎士「……了解した」チャキ

僧侶「……勇者、!?勇者ぁ~!!腕大丈夫?」

勇者「あぁ、魔王のおかげでな」

黒騎士「国王!!……覚悟しろ?」

国王「死にぞこないがァァァァァ!!!」

黒騎士「フンッ」ザクッ

国王「……なっ!?」

勇者「効いた!?」

魔王「生命転換は全ての生命力を等しくするんだ。だから死にかけのお前達は生き返れるし、アイツは弱くなる。」

黒騎士「であっ!!」ザクッ

国王「糞共がァァァァァ!!!」フラフラ

勇者「ハッ!!!」スパン

国王「糞、糞、糞ォォォ!!!」バタ

黒騎士・勇者「「とどめだ!!!」」ビュン

王子「辞めてくれぇ!!!!!」

黒騎士・勇者「「……」」ピタ

王子「悪いのは全て私なのだ!!!この誘拐も、この争いも全て私の責任だ!!!!」

国王「ハァハァ……馬鹿者が。子の責任は親にあるのだ。貴様ら!!!斬るなら私だけにしろ!!!息子は許してやってくれ!!!お願いだぁ」ボロボロ

王子「父上ぇ」ボロボロ

黒騎士「……面倒だ、まとめて斬るか」

魔王「そうだね、それが早いk」
魔王娘「殺しちゃダメ!!!」
魔王「ふざけるな、黒騎士!!!殺して言い訳ないだろうが!!」

黒騎士「……どっちだよ」

113:  王子 2011/05/04(水) 00:13:54.62 ID:hpyJToIAO

スタスタ
魔王娘「……王子よ、何故私を誘拐したのですか?」

王子「……幼き時、私は貴女に助けられました。」

魔王娘「……それで?」

王子「私はその娘の事がとても好きになりました。助けられた事だけでじゃない、王子としてでは無く一人の人間として話してくれたから……」

魔王「貴様、今この場で八つ裂きにしてくれるわ!!」
黒騎士「少し黙れ」ギュ
魔王「(´;ω;`)」

王子「私はその娘に告白しました。『将来、大人になったら迎えに行く。そしたら、私の妻になってくれ』と」

魔王娘「……」

王子「……見事に振られましたよ。『私は人間では無いの、だから貴方と一緒にはなれない』って」

王子「私は諦め切れなかった。長い年月が過ぎようとも、私は忘れられなかった。あの娘の笑顔、優しさ、温もり……。彼女が欲しい、その気持ちは日に日に増してきた。」

勇者「……それで僕に誘拐させてきたと」

王子「……今思えば姑息だと思う。しかし、あの時の私は君を手に入れたと浮かれていて、そのような所に考えが行かなかった。そしてこの争いが起きた。」

黒騎士「……それが事の顛末か」

王子「あぁ、そうだ」

黒騎士「やはり斬るしか無いな」
魔王「早く斬れ!!!躊躇なく、頭から叩っ斬れ!!!」

魔王娘「お父さん!!!!」

王子「全て私が悪いのだ。責任はとる。だから、父上や城の皆には手を出さないでくれ!!!」

魔王娘「本物に悪いと思っているんですね?」

王子「……本物だ。その印しに首を持って帰れ」

魔王娘「……わかりました。貴方の首を頂きます」

国王「辞めてくれぇ!!!」

魔王娘「ただし、めんどくさいので身体ごと魔王城まで来て下さい。良いですか?」

魔王「ちょっと待て娘よ!!パパは大いに異議ありだ」

魔王娘「さぁ、帰りましょう」

115:  王子 2011/05/04(水) 00:32:20.27 ID:hpyJToIAO

魔王「ねぇ、パパを無視しないで(´;ω;`)」

王子「本当にそのような事で良いのか?」

魔王娘「良いんです。首を集める趣味なんてありません。それに……」

王子「それに?」

魔王娘「私と結婚したいなら、お父さんを説得して下さい///」

王子「……やっぱり君は素晴らしい女性だよ」ニコ

魔王「認めない!!!死んでも結婚なんて認めないからな!!!!」

魔王娘「うるさい!!!」

魔王「(´;ω;`)」

黒騎士「子離れの時期だろうよ、お父さん」

魔王「……黒騎士、貴様ァァァァァ!!!」

アサシン「……ん?何、帰るの?」ムクッ

黒騎士「そうだ、召喚師も起きろ。」

召喚師「ネェ黒騎士、リッチーガ起キナイ……」

黒騎士「……何言ってんだ?」

召喚師「リッチーダケサッキノママ」

黒騎士「……嘘だろ?」

リッチー「……」

アサシン「HappyEndじゃねぇのかよ!?」

黒騎士「なぁ、起きてくれよリッチー」

リッチー「……」

黒騎士「聞こえてるんだろ?起きろよ!!!置いて行くぞ!!!」

アサシン「……黒騎士、死んだんだよ」

黒騎士「そんな訳あるか!!!コイツは既に死んでるんだよ!!!もう死ぬわけねぇんだよ!!!」

アサシン「心臓の音が聞こえてねぇだろ!!!!もうそいつは目を覚まさねぇんだよ!!!!わかってんだろ?」

黒騎士「嘘だ!!なぁ……嘘だろ?皆、嘘ついてるんだろ?」ボタボタ

全員「……」

黒騎士「今ならまだ笑って許すからさ、嘘って言ってくれよ!!!」ボロボロ

魔王「……理由はわからないが、生命転換が効かなかったのだろ」

黒騎士「ならもう一回やってくれよ。そうすれば起きるんだろ?なぁ」

魔王「無理だ、魔力が尽きた。あんな高等魔術がバンバン撃てる訳無いだろ……」

黒騎士「……ふざけるな。それでも魔王かよ!!!」

魔王「俺は神でもなんでも無い!!!!」

黒騎士「………なんでだよ」

116:  王子 2011/05/04(水) 00:48:28.22 ID:hpyJToIAO

黒騎士「なぁリッチー。何でも、幾つでも願い事を聞くから起きてくれよ……」

リッチー「……本当?」

黒騎士「あぁ、本当だ!!!だから早くおき、て………」

リッチー「黒がうるさ過ぎて起きちゃったじゃん///」

黒騎士「……あぁ」グスッ

リッチー「泣いてんの?フフッ♪黒も泣くのね……」

黒騎士「悪いか?」

リッチー「良いと思うわ。とても人間らしくて……」

黒騎士「……」

リッチー「……ねぇ黒、キスして?」

黒騎士「なんでだ!?」

リッチー「願い事、聞いてくれるって言うから起きたのに……。もう良いや、寝よう。永遠に」

黒騎士「わかったから!!!」

リッチー「最初から素直になれば良いのよ!!!」

黒騎士「……ハァ、行くぞ?」

リッチー「そういうのは聞いちゃダメなの!!」

黒騎士「そういうものなのか?」

リッチー「そういうものなのよ」

チュッ

黒騎士「これで良いか?」

リッチー「うん///」

勇者「……あの~すみませんが皆見てるんですけど///」

黒騎士「……えっ?」

全員「///」

リッチー「キャッ///恥ずかしい!!」

黒騎士(恥ずかしい!!!誰か殺してくれェェェェェ!!!!)

リッチー「死んだらダメでしょ!!」

黒騎士「……そういうものなのか?」

リッチー「そういうものなのよ!!!」

黒騎士「……ハァ、それじゃ帰りますか」

117:  王子 2011/05/04(水) 01:03:52.48 ID:hpyJToIAO

半年後

-魔王城・魔王執務室-

王子「お父さん!!!娘さんを僕に下さい!!!」

魔王「死ね!!!誰が愛娘をくれてやるか!!!それに、俺はお前のお父さんじゃない!!!」

王子「いずれはなるかと……」

魔王「一生ならない!!!!!」

魔王娘「ちょっとお父さんたら!!」

魔王「ウワ~ン(`;ω;´)」

ダダダッ

魔王娘「また逃げた」

側近「すみません。魔王様が……」

王子「良いんですよ。それに、」

魔王娘「お腹に赤ちゃんもいるし///」

側近「それは本当ですかな!?おめでとうございます!!」

魔王娘「ありがとう///。でもお父さんがこれを聞いたら……」

側近「自殺を謀るかもしれません………」

3人「……ハァ」

-名も亡き街道-

勇者「さて、次はどこに行こうか?」

僧侶「僕は勇者の行くところならどこでも!!」

戦士「……ならここでお別れね」

勇者「なんで!?一緒に旅をするのが嫌になったの?」

戦士「それもあるけど……一番の理由は自分を見つめ直す為かしらね?」

僧侶「そんな……」

戦士「……後はお熱いお二人に任せて行くわ♪」

勇者・僧侶「「……///」」モジモジ

戦士「一々反応がいらつくわ……。まぁ、元気でね?」

勇者「今までありがとう」ニコ

戦士「これだから勇者は///」

チュッ

勇者「……へっ!?」

戦士「あばよ!!!」

僧侶「……………イヤ~!!!!」

118:  王子 2011/05/04(水) 01:21:35.50 ID:hpyJToIAO
-森・祭壇前-

黒騎士「……」

リッチー「またここにいるの?」

黒騎士「リッチーか……」

リッチー「どうしたの?」

黒騎士「いや、あの旅からもう半年か…と思ってな」

リッチー「私達にとっては短い時間だわ……」

黒騎士「……それでもどの時間よりも色々あった」

リッチー「そうね♪………ねぇ、覚えてる?この森で、私黒にファーストキスあげたんだよ?」

黒騎士 ブフッ!?

リッチー「忘れてたの!?」

黒騎士「……いや、鮮明に覚えてるよ」

リッチー「イヤン///黒のスケベ♪」

黒騎士「どうしてそうなる?」

リッチー「まぁ、良いわ。外でアサシンと召喚師が待ってるから……」

黒騎士(良いんだ)

黒騎士「まさかあの後、アサシンがこけて仮面を壊すなんて誰も想像してなかったろうな……」

リッチー「そうね♪」

黒騎士「……そろそろ行くか」

リッチー「そうだ!!黒に言っておこうと思った事があるんだ」

黒騎士「なんだ?」

リッチー「黒の心の声?たまに口から垂れ流しだよ♪」

黒騎士(なんだって!?)

リッチー「今、なんだって!?って思ったでしょ?」

黒騎士「今のも出てたか!?」

リッチー「表情よ、表情!!」

黒騎士(次から気をつけよう……)

リッチー「頑張ってね♪」

黒騎士「……」

リッチー「後は……」

黒騎士「まだ何かあるのか?」

リッチー「えぇっとね………最後のお願い」

黒騎士「なんだ?言ってみろ」

リッチー「これから一生、私と一緒に居て///他の誰でも無く私と……」

黒騎士「……プロポーズか?」

リッチー「そういうのは男からするの!!!」

黒騎士「……そういうものなのか?」

リッチー「そういうものなのよ」

黒騎士・リッチー「「フフフフ……好きだよ」」

黒騎士(これからもずっと一緒にいるんだろうな。ずっと……。そう、魔王の娘がまた勇者に誘拐されるまで……………)

END

125:  王子 2011/05/04(水) 13:15:31.18 ID:hpyJToIAO

-街・酒場-

アサシン「ハァ……。結局、黒騎士はリッチーとくっついたのかぁ~」グイッ

召喚師「あれは狡い」ゴクッ

アサシン「片言は辞めたの?」

召喚師「黒騎士が普通の方が可愛いって言ったから///」

アサシン「うぜぇ~」

召喚師「いや、あのカップルの方がうざいでしょ?」

アサシン「歳の差5世紀ってどうよ?」

召喚師「新しくて良いんじゃない?」

アサシン・召喚師「「ハァー……ありえないわ~」」

アサシン「マスター!!!お代わり!!」

召喚師「飲み過ぎだよ……」

アサシン「これが飲まずに居られるかぁ~!!!」

召喚師「ハイハイ」

アサシン「私も出会いが欲しいよ~!!」

召喚師「黒騎士が忘れられなくて、寄ってきた男を文字通り切った癖に……」

アサシン「それはいっちゃダメ~///」

召喚師「今更感丸出しだよ……」

アサシン「なんでリッチーなんかの所に行っちゃったのぉ~?ウワ~ン」ヒグヒグ

召喚師「よしよし、泣かないの」ナデナデ

アサシン「エグッ……召喚師だって、黒騎士に似てる男と付き合ってたけど2時間で別れたじゃない!!!」

召喚師「だ、だって、中身が全然違うんだもん!!!///」

アサシン「黒騎士~かむば~っく」

召喚師「私の所に来て~」

アサシン「死ねェェェェェ!!!リッチーの馬鹿野郎ォォォ!!」

リッチー「誰が馬鹿だって?」

召喚師「……なんで此処にいるの?」

リッチー「アンタ達が呼んだんでしょ!!!」

黒騎士「……全く」ハァ

アサシン「黒騎士ィィィィ!!!」ギュッ

黒騎士「おわっ!?酒臭っ!!」

アサシン「私と結婚しようよ~」

リッチー「私の黒から、離~れ~な~さ~い~!!!」

126:  王子 2011/05/04(水) 14:01:59.58 ID:hpyJToIAO

召喚師「私とチューしようよ~」

黒騎士「なんでだよ!!!」

召喚師「他の二人とはしたのに狡いよ~!!!」

黒騎士「なんで知ってる!!!」

リッチー「……二人?」

召喚師「秘密だよ。ねぇ、チューしようよ~」

黒騎士「……ブツブツ」

召喚師「恥ずかしいなら私がしてあげる♪」

チュッ

リッチー「なっ!?」

アサシン「えっ!?」

召喚師「エヘヘヘ///」

黒騎士「……帰る!!!」ダッ

リッチー「逃げたわ!!」

アサシン「召喚師狡いよ!!!」

召喚師「黒騎士~、またね~♪」

アサシン「ハァ、飲も。リッチーも一緒に飲もうよ。」

リッチー「帰ったらとっちめてやる!!」

召喚師「まぁまぁ♪」

アサシン「てか、同棲してるの?」

リッチー「あれ、言ってなかったっけ?」

召喚師「初耳だよ」

リッチー「あ、そう。……実はね、結婚前から一緒に住んでるんだ~♪」

アサシン「死ね!!」

召喚師「同意する」

リッチー「嫉妬は醜いわ♪あ、マスター私も二人と同じのね~」

召喚師「抜け駆けとは卑怯だぞ!!」

コトッ
リッチー「恋にルールなんて無いわ!!!押しかけ女房だけどね♪」ゴク

アサシン「なん、だと!?」

召喚師「家事なんて出来るの?」

リッチー「黒に全部任せっきり……」ズーン

アサシン「ダメじゃん」

リッチー「これから頑張るもん……」

召喚師「……まぁ、その、元気出して?」

アサシン「手伝ってあげるからさ……」

リッチー「ありがとう!!!召喚師~アサシン~大好き!!」ギュッ

アサシン・召喚師「それでもダメだったら黒騎士を貰うからね?」
リッチー「……頑張りましゅ」

アサシン「そうと決まったら、今日は飲もう!!!マスター!!じゃんじゃん持ってきて」

終わり

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